双葉文庫<br> 蔵屋敷の遣い―甲次郎浪華始末

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双葉文庫
蔵屋敷の遣い―甲次郎浪華始末

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  • サイズ 文庫判/ページ数 300p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575661811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

発端は呉服商若狭屋の娘信乃が拾った鳩だった。小判をつんで返却を迫る両替商泉屋の要求をつっぱねた番頭が、小浜藩の侍に襲われる。東町奉行所同心、丹羽祥吾を巻き込み真相解明に奔走する若狭屋の跡取り、甲次郎。気鋭の大型新人が嘉永年間の大坂を舞台に武士と商人の策謀を描く、書き下ろし長編時代小説。

著者等紹介

築山桂[ツキヤマケイ]
1969年、京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。日本近世史の研究論文を発表しながら時代小説を執筆
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

18
再読。空回り系ヒーローとでも呼びたいような甲次郎が主要キャラ4人の中で一番魅力がないのがおもしろい。一種の御落胤モノではあるけれど、自分がどこの誰なのか分からないため、何に対しても一途になれない甲次郎は、案外読者にとって等身大のキャラなのかもしれない。伝書鳩が事件のきっかけ。2019/03/18

あかんべ

5
銀杏屋敷シリーズ、寺子屋若草物語シリーズなど好きな作家さんなのに、このシリーズはちょっと主人公を好きになれない。この先いい方にかわるといいが。2014/05/03

藤よい

3
面白かったです。武士の血が流れる商人の甲次郎。侠気があり、カッコいいです。店に寄宿する千佐とのこれからも気になります。2019/09/29

静間

2
大阪×江戸時代。武家の血筋だけど商人として育った甲次郎が主人公。許嫁の信乃と信乃の親戚筋の娘千佐が巻き込まれた事件に、同心祥吾と共に挑む。/千佐には共感と言うか、頑張ってとエールを送りたくなるのだけど甲次郎には…。武家でもない、商人でもない甲次郎の悩みは解るけど。突っ走りすぎ。関わるいろんな人に迷惑かけて生きてるヤツ。憎めないヤツでもあるんだけれど。あまり共感できず。まあ、今回は不良少年甲次郎が心の内側や、周りの人の事に目を向け始めた…という所だったので次の巻に期待。四人の恋模様にも期待。2012/10/11

さり

1
四人の何とも言えない四角関係が気になりますね!(そこ本題じゃない)2011/05/02

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