内容説明
5年ぶりに江戸に戻ってきた奥山右京之介。元スリの弥太と再会を果たすが、越前北浜藩領内で隠密を斬ってしまったために刺客に狙われていた。抜け荷にからんだ悪党退治の行方は思わぬ方向に…。弱い奴にはめっぽう強く、強い敵には奇策で悪を討つ、大好評痛快無比の時代活劇第二弾。
著者等紹介
高橋三千綱[タカハシミチツナ]
1948年大阪府生まれ。サンフランシスコ州立大学、早稲田大学をいずれも中退の後、新聞記者となって活躍。1974年『退屈しのぎ』で第17回群像新人賞を受賞、翌年から執筆活動に専念し、1978年『九月の空』で第79回芥川賞を受賞。ゴルフなどの漫画原作でも活躍し、時代小説も手がける
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感想・レビュー
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rakim
6
登場人物も皆かなり個性的。右京之介助の出自がやっと明かされますがでも??な部分もまだまだ。この不思議さがなんだか癖になる痛快娯楽小説。高橋さんが楽しみながら書いていらっしゃる感じ。捉えきれません。2012/10/26
nyaboko
3
まさかのオカルトネタwww ということで、謎の若様第二段。5年ぶりに騒動のタネごと江戸に舞い戻った若様。前巻で馴染みの登場人物のみならず新しく登場したひと癖ふた癖もある登場人物たちと、まさに命懸けで事件解決に挑む。なんだろう、万人向けではないけれど、それなりに面白かったです。たぶん主人公が今までに無いキャラクターだからだろうな。ちょっと続きが読んでみたい。2012/07/23
ひかつば@呑ん読会堪能中
2
1巻目は読んでないが不思議な小説だ。若様の正体は途中で明らかにされ、若様の考え方、行動も好感持てるのだが、何故平成の味付けがしてあるのだろうか。面白いんだけれど、ルテホ空日全は無くてもいいような,,なんとか1を入手して早く読みたい2012/07/29
さとお
1
うーんダメだ。この本はわたしには合わない。 表現がお下劣すぎる。2021/02/19
ひかつば@呑ん読会堪能中
1
1を読んで思わず再読。登場人物のつながりがよくわかった。若様の剣に1のような異様さはなくなったが、その分かどうか尋常ではない仲間が登場して結構な御活躍。それにしても1の最後で謎めいていた多美さんが5年後にこうなるとはね。何故か用心棒日月抄の佐知さんを思い出した。う~ん、久しぶりに名作を読みたくなったな。2012/08/28