出版社内容情報
香納諒一[カノウ リョウイチ]
著・文・その他
内容説明
女がひとり、地下鉄の駅の階段から上がってきた。忘れもしない。五年前、私の前から突然姿を消した瞭子だ。ところが、その夜、相談したいことがあると留守電に伝言を残したまま、彼女は殺されてしまう…。弁護士の仕事を放擲して、“幻の女”の過去を追う栖本。その実像の背後に潜む巨大な陰謀とは?サスペンス溢れるストーリーで真実の愛を描いた傑作。
著者等紹介
香納諒一[カノウリョウイチ]
横浜市生まれ。1991年、「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Cinnamon
7
長い長い。話の骨子は面白いが、起承転結、”起”はとても興味を惹かれるし早く読み進めたくなるが、”承転”部分が長すぎる。しかもおもしろくない。状況説明やヤクザと役人の関係、拉致に暴力もすべてが軽すぎる内容・文章だった。もっと瞭子の過去やその周辺が知りたかった。2017/10/22
ねぎまぐろ
2
★★★★2021/11/25
toshi
1
1998年の日本推理作家協会賞長編賞受賞作。以前読んだ「冬の砦」が面白かったので、この本を手に取りました。本作も700ページを超える長編です。主人公である弁護士の、昔の不倫相手の女性が殺されます。事件を調べている内に、その女性が別人ではないかという疑いが出ます。果たして彼女の正体とは、そして殺人事件の裏に隠されたに隠された秘密とは?プロットが入念に張り巡らされており、大作にも関わらず中だるみしないのは、作者の高い技倆によるものだと思います。2020/07/05
まろ
0
自己所有書籍。感想◎2023/02/19