双葉文庫<br> 日本探偵作家論

双葉文庫
日本探偵作家論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 357,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575658248
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0195

内容説明

作品や文献につぶさにあたって浮き彫りにしていく、戦前に活躍した個性的な探偵作家18人の創作活動。文芸評論としての作家論に新たな視点から挑む野心的冒険によって、過去を振りかえるだけでなく、新しい推理小説の展開をも示唆する、探偵小説ファン必携必読の貴重な論考集。

目次

序説 深海魚の夢―戦前の探偵小説の特質
解剖台上のロマンチシズム―小酒井不木論
閉じ込められた夢―江戸川乱歩論
理化学実験室の悪夢―甲賀三郎論
残酷な青春の鎮魂曲―大下宇陀児論
田園の夜の恐怖―横溝正史論
黒き死の讃歌―水谷準論
美しき錯覚の詩学―葛山二郎論
美女と野獣の残酷劇―橘外男論
漆黒の闇の中の目撃者―山本禾太郎論〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みい⇔みさまる@この世の悪であれ

3
☆×4.5…「ネタバレ」を非常に気にする読者の方には、完全とは言わないもののある程度はトリックなどを出してしまっているこの本はまず適さないと思ってよさそうです。しかしながらメジャーどころ、そうではないものを含め、論じる著者の文はすばらしく、さすが評論家だな、と思わせるものがあります。中には少し推理小説部分から離れるものがあるものの、それでも興味をそそるものでした。2012/01/04

hit4papa

0
蔵書家のコレクションを参照しながらとはいえ、膨大な作品を読み込まなければ著すことのできない評論であり、大変な労作になっています。現存する資料の希少性からも、探偵小説を概観できる本書は、偉業といってもよいでしょう。

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