出版社内容情報
この探偵、性格が悪すぎる――。SNS上での「あなたが体験した〝鬼〟の話を聞かせてください」という投稿企画に寄せられた三つの事件。投稿者の話を聞くために現れたのは、桧山という男だった。桧山は「鬼」を連想させるそれらの奇妙な事件について推理を始めるが、彼の目的は事件の解決ではなかった。それでも桧山は与えられた情報からロジックを組み立て、嬉々として“誰も知りたくなかった可能性”を導き出す。――他人の人生を弄ぶかのように。ミステリ界に登場した新たなるダークヒーロー・桧山の推理から目が離せない!
【目次】
内容説明
「あなたが体験した“鬼”の話を聞かせてください」というSNS上の投稿企画に寄せられた、奇妙な三つの事件。投稿者の話を聞きに現れたのは、“鬼”に強い興味を抱く檜山という男だった。檜山は聞き出した情報を基にロジックを組み立て、事件における新たな“可能性”を導き、嬉々として突き付ける。―目を背けたくなるような、最悪の可能性を。
著者等紹介
木江恭[キノエキョウ]
1988年奈川県生まれ。2017年に「ベアトリーチェ・チェンチの肖像」が第39回小説推理新人賞奨励賞に選ばれ、19年に同作を含む短編集『深淵の怪物』でデビュー。テレビドラマ等の脚本家としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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