出版社内容情報
高坂哲史が、両親の遺した定食屋『てしをや』を妹とともに継いで三年。店は常連を中心に愛され、経営も軌道に乗ってきた。
そして、哲史に神様から託されたもう一つの大切な任務である「死者の未練を晴らすこと」もつつがなく進んでいく。
憑依された死者とともに哲史が作るのは、羽根つき餃子、〆の焼きそば、冬瓜のスープ…。湯気立つ温かな料理が、遺された人たちの心を癒していく――。
ところが順調なはずの哲史の日常は、てしをやにライバル店舗が登場したことで大いに乱されてしまい…?
内容説明
高坂哲史が、両親の遺した定食屋『てしをや』を妹とともに継いで三年。店は常連を中心に愛され、経営も軌道に乗ってきた。そして、哲史に神様から託されたもう一つの大切な任務である「死者の未練を晴らすこと」もつつがなく進んでいく。憑依された死者とともに哲史が作るのは、羽根つき餃子、〆の焼きそば、冬瓜のスープ…。ところが順調なはずの哲史の日常は、てしをやにライバル店舗が登場したことで大いに乱されてしまい―?温かい料理が伝えた気持ちに涙が自然と溢れ出す、ハートフルストーリー第五弾。
著者等紹介
中村颯希[ナカムラサツキ]
2016年、『無欲の聖女』(主婦の友インフォス社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
66
このシリーズ、やっぱり素敵。この世に死者の魂が贈る最後のメッセージ。相手を思いやり、しがらみから解放してあげているよね。お局様も、ヤンママだった女性も素敵。レストランとかで偽りのメニューありそう。。味音痴だから絶対気づかないし。。志穂ちゃんの正義心は分かるけど、やはり言えないよねぇ、普通は。敦志くん、意外としっかりしてるから手綱取ってくれるかな。続編希望。2025/06/05
桜
41
今回もウッカリ電車で涙する所でした。子供の幽霊とか、ベタ泣き案件じゃん!!でも「あざとさ」がなくて好き(*´ω`*) 妹志穂との「葛藤」も優しく美味しく解決しちゃう神様素晴らしい。2025/03/27
papako
37
クーポンでゲット。私にはお店は無理なだろうな。『てしをや』の兄妹ふたりと同じような思考回路だわ。ライバル店の口コミは気になるし、ズルをしているお店は許せない。ひとりでぐるぐるしてドツボにハマりそう。マンネリではあるけど、サクッと楽しめました。妹は無事にカップルに。神様と主人公の絆はしっかり。だけどどこに物語が進んでいくのか?このままなんとなく続いていっちゃうのはもったいないかな。2025/04/11
なな
21
気づけばもうシリーズ5。最後の冬瓜のスープで泣く。私も飲んでみたい。2025/05/21
わむう
21
雨の日に父が作った羽付き餃子を父のために作る小学生、ヤンママが父のために作る冬瓜スープ、女性部下たちをおじさん上司からのセクハラを守るために考案したお局焼きそば。冬瓜スープには涙がポロリ。神様の粋なオマケがありました。敦志くんと志穂の恋が進展したところでおしまい。 2025/04/19
-
- 和書
- 風をあつめて、ふたたび。