出版社内容情報
死体遺棄現場を名画そっくりに再現する連続猟奇殺人犯「リプロマーダー」。世間を震撼させた事件の容疑者として警視庁楠町西署の刑事・南雲士郎が連行される。十二年もの間、南雲こそが犯人ではないかと疑い、極秘捜査を続けてきた小暮時生だったが……。果たして真犯人は南雲なのか? そしてその狙いとは……? 刑事のプライドを賭け真相を暴く! 話題の新感覚警察小説シリーズついに完結!
内容説明
死体遺棄現場に名画を再現する連続猟奇殺人犯「リプロマーダー」。世間で悪人と評された人物ばかりを狙うため、SNSでは“現代の仕置人”などと呼ばれてもいるが、その容疑者として警視庁楠町西署の刑事・南雲士郎が連行された。十二年もの間、南雲こそが犯人ではないかと疑い続けてきた相棒の小暮時生だったが…以後も真相を追い求める時生に驚愕の展開&危険が次々と襲いかかる!リプロマーダーの正体と動機がついに明かされる衝撃の完結巻!南雲と時生の出会いを描く前日譚「The Prologue」を特別収録。
著者等紹介
加藤実秋[カトウミアキ]
1966年東京都生まれ。2003年「インディゴの夜」で第10回創元推理短編賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょん
11
完結巻。リプロマーダー実行犯は薄々皆さん気づいていたと思うけど、その黒幕までは予想しなかったな。過去の事件に区切りをつけてそれぞれが前に向かっていくのがよかった。2024/10/27
小梅さん。
10
リプロマーダー事件、まさか、そういうことだったとは。 犯人も、動機もぞっとする。 南雲と時生のコンビは、やっぱり最強。 時生の家族関係も、前進したみたいでよかった。 エピソード0で2人の出会いの事件は、ああだったのね。 時生ってば、けっこうあっさり南雲に馴染んでるw その後の2人の活躍も読めるといいな。 井出や剛田ともうまやっていけるようだしね。 続編に大いに期待。2024/09/18
あずとも
7
連続猟奇殺人犯の正体と動機がついに明かされる完結編。前作で逮捕された南雲の狙いは?予想していた犯人は実行犯で主犯は別にいた。時生と南雲の出会いの話が最後にあってこの話は出来ればもう少し早く読みたかったな。2024/09/15
てん
2
完結。最後に出会いの話というのが何とも。2024/10/14