出版社内容情報
明治の世に小説家を志す17歳の宮島冬子は、当代一の文学者・尾形のもとで女中をしながら執筆に励むが、文壇からは相手にされず、望まぬ子を身籠もり窮地に立たされる。そんな冬子に「共謀しないか」と結婚を提案したのは、尾形の弟子・春明だ。その伴侶は優しき理解者か、おぞましい鬼か。異色の夫婦の愛を描いた衝撃作。
内容説明
「女が書いたものなんざ」―日本の文壇にまだ女性の書き手が少なかった明治時代。小説家になることを夢見る十七歳の宮島冬子は、当代一の文学者・尾形柳後雄のもとで女中をしながら執筆に励んでいた。同じ志を持つ男弟子たちが次々と世に出ていく一方、冬子は家事に追われてなかなか筆が進まない。焦りを感じる冬子はある日、尾形からおぞましい誘いを受けて…。女性の直面する社会的な困難を克明に描き、己の道を歩き続ける強さに胸を打たれる。現代を生きる私達に寄り添う、勇気と希望の湧き立つ傑作長編。
著者等紹介
蛭田亜紗子[ヒルタアサコ]
1979年北海道札幌市生まれ。2008年第7回「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞。10年、『自縄自縛の私』を刊行し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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