出版社内容情報
隅田公園の公衆トイレで弁護士の磯村圭吾の射殺体が発見された。捜査を始めた十津川は、一週間前静岡市清水区で毒殺されたコンビニ経営者夫妻が、磯村弁護士の名刺を所持していたことをつかむ。さらに、二週間前に長野で起こった刺殺事件に注目。いずれの事件も水曜日に発生していた。しかし十津川は、捜査方針をめぐり上司と対立し窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身者と判明し、その陰に闇社会の大物の名も浮上してきたが…?
内容説明
隅田公園の公衆トイレで弁護士の磯村圭吾の射殺体が発見された。捜査を始めた十津川に、一週間前、静岡市で殺されたコンビニ経営者夫妻が磯村弁護士の名刺を所持していたとの連絡が静岡県警から入る。さらに十津川は、二週間前に長野市で起こった刺殺事件に注目。いずれの事件も水曜日に発生していたのだ。しかし十津川は、捜査方針を巡り上司と対立し窮地に陥る。やがて、被害者たちが吾妻線沿線の出身者と判明し、闇社会の大物の名が浮上してきたが!?
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。62年、双葉新人賞に『病める心』で入選。65年、『天使の傷痕』で第11回江戸川乱歩賞を受賞。78年、十津川警部を主人公にした鉄道ミステリーを刊行。折からの鉄道ブームとも相まって空前のトラベルミステリー・ブームを作り出した。81年には『終着駅殺人事件』で第34回日本推理作家協会賞に輝く。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。10年、第45回長谷川伸賞、19年、第4回吉川英治文庫賞を受賞。22年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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