出版社内容情報
根室でくすぶっている幸司のもとに、幼馴染みの裕司が現れる。子どもの頃から悪ガキコンビとして知られ、つるみながらも憎しみあっていた。東京で極道になった裕司は、組から数億の金を掠めとって根室に消えた敬二を一緒に捜せと脅してくる。極寒の地で、断てない腐れ縁を抱えた大人たちのドス黒い欲望が剥き出しとなり、救いがたき惨劇が始まる――。『少年と犬』で注目を集めた直木賞作家、魂も凍りつく暗黒小説の傑作が新装版で登場!
内容説明
極寒の根室でくすぶっている幸司のもとに、幼馴染みの裕司が突然現れた。子どもの頃から悪ガキコンビとして知られ、つるみながらも憎しみあっていた。東京で極道になった裕司は、二人の友人である敬二を一緒に捜せと脅してくる。敬二は裕司の組から数億の金を掠めとって根室に潜伏しているという。断てない腐れ縁を抱えた大人たちのドス黒い欲望が剥き出しとなり、暴力と嘘に塗れた救いがたき惨劇が始まる。『少年と犬』で注目を集めた直木賞作家の傑作、魂も凍りつく暗黒小説が新装版で登場!
著者等紹介
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。96年『不夜城』でデビュー。97年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、第15回日本冒険小説協会大賞、98年に『鎮魂歌不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞、2020年に『少年と犬』で第163回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nabe
Asaya
たかゆじ@石原プロは永遠だ!!!
たまごん
あさみみ