双葉文庫<br> 姑の遺品整理は、迷惑です

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双葉文庫
姑の遺品整理は、迷惑です

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575525625
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしり詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて……。誰もが直面する”人生の後始末”をユーモラスに描く長編小説。

内容説明

郊外の団地で一人暮らしをしていた姑が、突然亡くなった。嫁の望登子は業者に頼むと高くつくからと自力で遺品整理を始める。だが、「安物買いの銭失い」の姑を甘く見ていた。至る所にぎっしりと詰め込まれた物、物、物。あまりの多さに愕然とし、夫を駆り出すもまるで役に立たない。無駄を溜め込む癖を恨めしく思う望登子だが、徐々に姑の知らなかった顔が見えてきて…。誰もが直面する“人生の後始末”をユーモラスに描く「実家じまい」応援小説。

著者等紹介

垣谷美雨[カキヤミウ]
1959年、兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。2005年、「竜巻ガール」で第27回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。少子高齢化と介護、結婚難、熟熱離婚、住宅問題など身近な題材を取り上げた作品で支持を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

560
指輪ひとつを遺して亡くなった実母と、ゴミ屋敷ではないが隙間という隙間にぎっしりとモノを遺して亡くなった姑…何度も対比させながら、遺品整理ひいては図らずも亡くなったふたりの人生をなぞることになった望登子。同世代で身につまされない読者は少ないのではないか。まず思ったのは実家の両親のこと。帰るたびに少しずつ片付けてはいるが、手強いだろう。それよりなにより我が身だな。身体の動くうちに終活せねば…とは思うのだが、今日もまた週末のお泊まりに使える大きなトートバッグを買ってしまった…色違いでふたつ(笑)2025/08/10

宵待草

163
読友さんのレビューを拝読する度に、読みたいなぁ~と思いつつ、漸く既読しました。 そして作者:垣谷美雨の、今の世相の『実家じまい』や『空き家問題』と云う、社会問題を実に面白く提起して、読者へ読み込ませる筆力には天晴れ!と思うのでした。 姑:多喜の死去に依り、残された膨大な遺品整理を通じて、人生の後始末!を主人公:望登子のみならず、読者へも考えさせてもくれる、一冊に仕上がって居て見事です。 主人公:望登子の実母と姑との、正反対の如き最期の旅立ち方を対比させながら、手が付けれない程の膨大な姑の遺品荷物が ⇒続く2025/10/07

ケイ

127
垣谷さんらしい展開だな。あなたそれはどうなのよ!と少し思ってしまう主人公の行動と考えとに付き合っているうちに、ほっこりしてくる。他人のことを、自身側を正しい軸として判断して考えてはいけないと当たり前のことを改めて学ぶ。団地にお年寄りが住む不便さも身にしみた。私も、断捨離していかなくちゃ。2023/05/18

Kazuko Ohta

109
一昨年、義母が他界しました。週に一度は嫁の私がひとりで実家に寄ってお茶を飲みながら話をする間柄で、嫌な思い出は何ひとつありません。たぶん。でも亡き後の実家の様子はまるで本作のまんま。アヲハタのイチゴジャムなんて20個ぐらいありましたし、台所の隅からはビニール袋の中でドロドロになったほうれん草も出てきました。何も捨てる気のない夫の顔を見て主人公が「この男は本物の馬鹿なのか」と思うシーンは笑いました。いえ、ウチの夫はそんなこと絶対言いませんでしたけれども。遺品を整理して気づくことがある。楽しめたらいいと思う。2022/04/26

じいじ

97
ともすると、昏くジメジメする「遺品整理」は笑えない話なのに、何度も笑ってしまいました。これは、一人っ子の亭主をもつ妻の奮闘記です。この妻は、どうもお姑さんとはウマが合わなかったようです。築40年、エレベータのない4階の公団住宅が、姑の住まい。そこには、想像を超えた遺品が詰まっていました。まさに、今はゴミ捨ても「カネ」がかかる時代です。遺品整理に悪戦苦闘するお話は、大変参考になりました。読み終えて「死者は生者を惑わすべからず」の教訓を、しかと肝に銘じました。2022/07/09

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