出版社内容情報
道後温泉にたたずむ「湯築屋」は、神様だけが訪れることができる宿。湯築九十九は女子大生ライフを楽しみつつ、若女将として神様のおもてなしに全力投球する毎日だ。さらには宿のオーナーで夫でもあるシロのお相手をしながら、夢の中では修行に勤しむなど、まさに八面六臂の大活躍。そんな折、湯築屋でアルバイトをしている将崇の「爺様」こと隠神刑部が、いきなり湯築屋に現れた。どうやら将崇に大事な話があるようだが…。
内容説明
道後温泉の宿「湯築屋」は、神様だけが訪れることのできる温泉宿。湯築九十九は女子大生ライフを楽しみつつ、若女将として神様のおもてなしに全力投球する毎日だ。さらには宿のオーナーで夫でもあるシロのお相手をしながら、夢の中では修行に勤しむなど、八面六臂の大活躍。そんな折、湯築屋でアルバイトをしている将崇の「爺様」こと伊予狸の総大将・隠神刑部が、いきなり湯築屋に現れた。どうやら将崇に大事な話があるようだが…。
著者等紹介
田井ノエル[タイノエル]
「第6回ネット小説大賞」を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
綾@新潮部
33
将崇の爺様である隠神刑部がやってくる。方言が強烈なので他県の人は読めるのかな?と思いつつも懐かしい方言たくさんあった!将崇とコマも成長したみたいだし、楽しくて素敵な話……だけではない。八股榎大明神のお袖さんの話は切なくもあり、場所の説明などが目に浮かぶようだった。市役所、懐かしい〜。と、この2話がメインなのかなぁ。自分的には「秘」の碧さんと八雲の話が1番好きだった。いやぁ、ただの八雲さん推しってだけの話もありますが、碧さんの心の中が苦しい。あと、銀河鉄道ってお酒は非常においしいのでオススメ。2021/05/19
ありす
27
将崇の爺様こと隠神刑部が湯築屋にやってきた。目的は将崇を里に連れ帰ること。しかし人間界で料理人を目指す将崇は、隠神刑部に認めてもらうため料理で勝負する。コマが健気でとても可愛い。ある日九十九は天之御中主神からもらった肌守りを紛失してしまい、これがとんでもない事態に発展してしまう。そして九十九の持つ力の秘密が明らかに。過去に囚われているシロが可愛そうでありもどかしくもある。また一歩踏み出すことができた九十九。二人きりの月見は初々しさにドキドキだった。【シリーズ7作目】2022/10/26
れもん
26
Kindle Unlimited。シリーズ7作目。今回は内容が盛り沢山で、感想がまとまらない。シロ様よりも天之御中主様(名前合ってるかな?全然覚えられない)がメイン。良いイメージを持ってなかったけど、実は良い神様…?シロ様との仲を取り持とうとする九十九だけど…なかなかに難しい課題だぞ!九十九!2024/03/18
葵@晴読雨読
26
面白かった〜!次巻も読みます☆彡最後のアマアマがたまらない!2021/06/12
よっしー
20
前回よりは読みやすかった印象です。伊予狸の総大将のお話、狸と人間、種族は違っても大切な人に認められたいと頑張るのは変わらないのですね。無事に結果が実って安心しました。 九十九の持つ力も判明。確かに使い方を間違えたらとんでもない結果となりそうな力ですね。それを自覚したからこそ、制御に向けても前進でしょうか?とりあえず、もう少し追いかけてみます。2021/07/23