出版社内容情報
仕事にお疲れな34歳独身OL・まさきのもとに、突然元カレからの電話が。「しばらく預かって欲しい」と頼まれたのは、ふてぶてしい一匹の雄猫だった。猫は「しばらく面倒みたってや」と関西弁を喋りだし、まさきに対して人間顔負けの恋愛指南をはじめて…!? 恋に不器用な女性とわがまま猫が繰り広げる、もふもふラブコメディ。
内容説明
仕事にお疲れな34歳独身OL・まさきのもとに、突然元カレからの電話が。しばらく預かってほしいと玄関に置かれていたのは、ふてぶてしい一匹の雄猫だった。ヨミチと名乗るその猫は、なんと関西弁を喋るうえ、人の感情が匂いでわかるという。「色恋の話やったら詳しいで」と、恋に不器用なまさきに対して人間顔負けの恋愛指南をはじめて…!?笑って癒やされクセになる、もふもふ&ラブコメディ。
著者等紹介
石田祥[イシダショウ]
1975年京都府生まれ。高校卒業後、金融会社に入社し、のちに通信会社勤務の傍ら小説の執筆を始める。2014年、第9回日本ラブストーリー大賞へ応募した『トマトの先生』が大賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
235
おもろい( ¨̮ )。先ずね、ブサネコのヨミチが良い感じに憎々しくてね。まさきさん=まさやん=主人公・女性との掛け合いが、漫才になっちゃっているの。ネコなのに妙に人間社会に精通していて、まさやんに恋愛指南なんかしたりね。あっ、そうなのしゃべるの。関西弁。次に、年下部下と社内恋愛に落ちるのですが、横槍を入れるミスなにがしさん。その攻撃を分析する安奈さん。その会話は妙に生々しく、リアルの様に思わせましたが(女性怖い)。石田祥さんの思考は女性(恋愛猛者)なんですかね? 女性からはどう見えるのかも気になります。2022/08/05
みかん🍊
100
いきなり元カレに猫を預けられた、そのぶちゃいく猫は関西弁を話す猫だった、猫とのほんわかした生活かと思ったらなんや恋愛物かいな、仕事一筋で恋愛はもういいかと思ってた34歳の主人公と仕事が出来るイケメン後輩、そして彼にいいよるあざとい美人とあるあるな設定となかなか的確なおっさん猫の恋愛指南、若い女子ならきゅんきゅんするのかもだがイケメン後輩は好きになれず今ひとつ響かなかった。2021/02/26
えみ
59
想像しただけでも幸せな気分になれる。関西弁を喋るぶっさいくなおっさん猫とのコント張りの掛け合い。ちょっと生意気だけど間違ってない指摘が案外頼れる、笑って怒ってスパイス効いたもふもふ日常。羨ましい!不器用な恋を持て余し、素直になれないOL・柴田まさきが優秀イケメン年下俺様男性と、元カレから半強制的に押し付けられた一匹の猫・ヨミチに振り回されながら本当の自分を見つけていくドタバタキュンキュンのラブコメディ!ちょっと生意気で小憎たらしいヨミチの物言いが癖になる。読了して直ぐに恋しくてたまらなくなる中毒性抜群猫。2021/03/15
はつばあば
57
楽しく読了(#^^#)。こういう本も無いとあきませんなぁ。アヤカシモノじゃなくてめっちゃくちゃ不細工な猫が関西弁しゃべるんですから。なんか、昨日読んでいた今野敏さんのアンカーに登場した栃本さんと被ってしまいました(^^♪。34歳独身女性、仕事はバリバリ熟すが恋愛には逃げているところがチラホラと。それでも見ている男はんもいてくれる。女性の部下にも恵まれて。それにしても女って強かですなぁ美人ほどそうなんやろか。鵜野森町あやかし奇譚の咲ちゃん?この娘もなんか私の中で受け付けへんかった。ブスの僻みかも(#^^#)2021/06/18
はにこ
56
うちのコもヨミチみたいに話できたらなぁ。元カレに猫を託された。日々の仕事に邁進しながら、恋愛して、ヨミチに話して。最高だね。3年も会ってなかった元カレが猫だけ預けて姿を消すなんて非常識だけど、それだけ切羽詰まった理由があったのね。読みやす過ぎてあっという間に終わっちゃった。2024/11/18