双葉文庫<br> 星星の火〈2〉

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双葉文庫
星星の火〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575524260
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

警視庁保安課の刑事・上月は、女子高生の売春組織を捜査していた。やがて中国人を中心にした別の組織を捕らえると、〈赤い虎〉なる存在を知らされる。一方、中国語の通訳捜査官・城は上月から聞いた〈赤い虎〉を探るべく動く。そして、池袋で起きた殺人事件からその端緒を?む。事件の真相解明はもちろん、上月と城の私生活を巧みに織り込んだ警察小説のニュースタンダード。人気シリーズ待望の第2弾!

内容説明

警視庁保安課の上月は、中国人売春組織を捜査する過程で“赤い虎”という名を耳にする。一方、中国語通訳捜査官の城も、池袋で発生した殺人事件から“赤い虎”にたどりつく。―新興チャイナタウン・東京の池袋を舞台に、事件の裏にいる人間の姿を描くとともに、捜査に従事する警察官たちの心情をも描出した新感覚の警察小説。

著者等紹介

福田和代[フクダカズヨ]
1967年兵庫県生まれ。神戸大学工学部卒業。2007年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』を上梓しデビュー。クライシスサスペンスやミステリー、警察小説のほか、航空自衛隊の楽隊を描くなど多彩な作品を発表。堅実な取材に立脚した豊かな物語の構成に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きょん

10
中華系半グレ集団「赤い虎」の引き起こす様々な事件を追う警視庁の刑事たち。中国残留孤児三世として来日し、苛めや差別に対抗するため子供たちが始めた弱者生存の為の組織だったはずが、成長に伴い変容していくのが恐ろしくも悲しい。異質な存在を受け入れ、馴染ませていく事が必要だという城の主張は至極もっともだけど、社会自体が精神的にも物質的にも貧しくなってきた現在なかなか実行が難しいだろうとも思う。2021/05/06

YH

4
在日中国人が日本で暮らすのはなかなかに困難かもなと考える。彼らが悪いのではなく、やっぱり、文化や考え方の違いが大きいのだろう。城のように、彼らの言語でコミュニケートできる人が、警察のみならず地域に必要なのかも。2022/08/20

Riko

2
図書館本2024/03/11

ねぎまぐろ

1
★★2023/09/06

きのきの

1
人間の強さなんか、千差万別だからな。と言う一文が心に残った。2021/08/10

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