出版社内容情報
いまなお国民的人気を誇る文豪・夏目漱石は、大のおばけずきで、幻想と怪奇に彩られた名作佳品を手がけている。西欧幻想文学の影響が色濃い「倫敦塔」「幻影の盾」から心霊小説の名作「琴のそら音」を経て、名高い傑作「夢十夜」、さらには今回初めて文庫化される怪奇俳句や怪奇新大詩まで、漱石が遺した怪奇幻想文学作品のすべてを1冊に凝縮! 怖くて妖しい文豪名作アンソロジー。
内容説明
「余はかねてより妖怪に逢う資格があると思っていた」―いまなお国民的人気を誇る文豪・夏目漱石は、大のおばけずきで、幻想と怪奇に彩られた名作佳品を手がけている。西欧幻想文学の影響が色濃い「倫敦塔」「幻影の盾」から心霊小説の名作「琴のそら音」を経て、名高い傑作「夢十夜」、さらには怪奇俳句や幽霊をめぐるエッセイまで…漱石が遺した怪奇幻想文学作品のすべてを1冊に凝縮!怖くて妖しい文豪名作アンソロジー。
著者等紹介
夏目漱石[ナツメソウセキ]
1867~1916年。東京生まれ。帝国大学英文学科卒業。中学、高校などで英語教師をつとめ、英国に留学。帰国後、東京帝国大学英文学科の講師となる。1905年『吾輩は猫である』を発表。その後『坊ちゃん』『草枕』など次々に話題作を発表する。07年朝日新聞社に入社し創作に専念。『三四郎』『こころ』など著書多数。『明暗』を執筆中に胃潰瘍が悪化し逝去した
東雅夫[ヒガシマサオ]
1958年神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。82年から「幻想文学」、2004年からは「幽」の編集長を歴任。11年、『遠野物語と怪談の時代』で日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まさ
ホシ
たつや
くろばーちゃん
起死回生の一冊を求めて