出版社内容情報
機織り宮女として後宮にやってきた氾蓮香(ハンレンカ)。盲目である彼女は、目では見えない些細な情報を感じ取りながら生活をしている。後宮で問題となっていた幽霊騒動も、盲目であるがゆえに解決できた……のだが、褒美として蓮香のもとに渡ってきた皇帝の「ある秘密」にも気づいてしまい――!?穏やかに暮らしたいけど、暮らせない機織り宮女の中華後宮ラブ&ミステリー!
内容説明
機織り宮女として後宮で働いている盲目の氾蓮香。目が見えないゆえに些細な音や気配などを感じ取ることに長けている彼女は、後宮で問題となっていた幽霊騒動を意図せず解決してしまう。その褒美として蓮香のもとに皇帝が訪れることになったのだが、彼女は皇帝の「ある秘密」に気づいてしまい―!?後宮の闇に隠された愛と謎の真相に挑む、超絶怒濤の中華後宮ラブ&ミステリー!
著者等紹介
小早川真寛[コバヤカワマヒロ]
神奈川県出身、京都府在住の兼業作家。『盲目の織姫は後宮で皇帝との恋を紡ぐ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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あっか
74
新刊。蓮香の才色兼備っぷり、2人のヒーローの魅力や脇役達の面白さは勿論、文章も読みやすく面白かったです!(そして凪かすみさんの表紙絵は本当に華があります〜)ただ文章が回りくどい所が理解しにくい時があったり皇后が何だか中途半端に感じたり仕組みとして皇帝2人って良いの?後々問題になりそうな…どっちの子が帝位を継ぐの?とか蓮香はいつ想いに気付いたの?みんな告白もしていないのにナチュラルに受け入れ過ぎじゃない?とか、故に甘さなさすぎー!とか(笑)蓮香ってなぜ盲目になったの?とか色々気になること満載でした。笑2020/02/22
坂城 弥生
41
機織りの宮女・蓮香が後宮で事件を解決したのをキッカケに皇帝と面識を持つようになりー。2022/09/20
はつばあば
36
盲目でこれだけの勘働き、大したものです。突っ込みどころ満載ですが、コミックで画かれているより文庫で書かれていて良かったです。2022/03/28
よっち
36
機織り宮女として後宮にやってきた氾蓮香。盲目であるがゆえの察知力によって、後宮で問題となっていた幽霊騒動を解決した彼女が、褒美として蓮香のもとに渡ってきた皇帝のある秘密にも気づいてしまう後宮ミステリ。あくまで機織り宮女でありたい蓮香が事件を解決することで、かえって皇帝に興味を持たれるようになってゆく展開でしたけど、蓮香が解き明かす謎解き自体はありでも、そもそも皇帝の体制や迂闊な言動がむしろ後宮に無駄な騒動を引き起こす要因にしかなってなかったような…最後にああいう展開持ってきてもちょっと唐突感がありました。2020/03/17
あっちゃん
31
タイトル通りだけど、そこまで甘々ではないので安心して読了(笑)盲目によって他の感覚が優れているのもあるだろうけど、ヒロインの万能感がハンパない!皇帝の方もいきなりメロメロだし( ̄▽ ̄)2022/02/24