双葉文庫<br> さすらいのキャンバー探偵 水平線がきらっきらっ

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双葉文庫
さすらいのキャンバー探偵 水平線がきらっきらっ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575522594
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

改造したフォルクスワーゲン・タイプ2を塒に、フリーのカメラマンと探偵の二足の草鞋を履く辰巳翔一。様々な依頼に応えて、今日も全国を東奔西走する。「深夜プラス1」「TSUNAMI」「水平線がきらっきらっ」3編を所収。3ヶ月連続刊行第2弾。

内容説明

急逝した娘の交際相手を見つけてほしい。くも膜下出血で倒れた娘・慧子をその男は置き去りにした疑いがある―元高校教師の父親からの依頼で謎の男を捜し始めた辰巳。だが、慧子の友人たちは一様に言葉を濁す。数少ない手がかりは、慧子の部屋のイーゼルにあった夏の海を描いた絵。高校生時代に友人たちと共に訪ねた思い出の地らしい。15年前、そこで彼らは何を目撃したのか?辰巳は隠されてきた過去と対峙する。(表題作より)漂泊の探偵が出遭った三つの事件を所収。シリーズ第2弾。

著者等紹介

香納諒一[カノウリョウイチ]
1963年横浜生まれ。早稲田大学卒業。出版社勤務の傍ら、91年「ハミングで二番まで」で第13回小説推理新人賞を受賞し、92年『時よ夜の海に瞑れ』で長編デビュー。本格派ハードボイルド作家として注目を集め、99年『幻の女』で第52回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんごろ

173
事件に重点を置きすぎて、しかも事件の内容が濃いめ。キャンパー走らせて、青空や海の風景を描写してほしかったし、あるいはキャンパーのそばでキャンプ感というかアウトドア感を描写してほしかったなあというのが本音。個人的にはちょっと残念かな。辰巳、人がいいのか、断ることを知らないというか、流されるタイプだね。だから、さすらうのがあってるかもしれないし、事件に巻きこまれるね。もっとキャンパー感あれば最高なんだけど、悪くはないので、次作も読みます。2021/02/18

おしゃべりメガネ

83
シリーズ第2弾です。3編からなる短編集で、サクサクと読んでいけはしますが、なんとなく登場人物がこんがらがってきて、話の真相に入りきれずになってしまったのもありました。個人的にはもう少しシンプルにまとめてくれるとありがたいかなと感じます。前作ほどキャンパー云々の要素は控えめになっており、これだとただの探偵モノっぽく収まってしまいそうです。タイトル作はタイトルとは裏腹に決して'きらっきらっ'とは言い難い、なんともシリアスな展開でした。シリーズも残り一作なので、ここまできたら最後まで読みきってしまいたいですね。2024/10/18

タイ子

71
シリーズ第2弾。前巻に比べるとキャンパーとしての描写が少ないのが寂しいが、これは読者の我儘かな。香納さんの得意なハードボイルド感は十二分に出てました。探偵とフリーライターの2足のわらじを履く辰巳翔一。「TSUNAMI」は東日本大震災を思い出させて切なくなるが、トラック野郎たちの絆が嬉しいストーリーでもある。オチが何とも面白くて好き。3篇の中編なのでサクサク読める。続編も刊行されてるので読みます。2019/10/19

カブ

42
「さすらいのキャンパー探偵」シリーズ第2弾。今回はキャンプ色は薄いが、その分遭遇した事件が濃い。グイグイと相手の懐に入って聞き込みをする辰巳、前作よりずっと探偵らしいところが良い。続きも読んじゃおうかな。2020/04/26

寂しがり屋の狼さん

30
シリーズ2作目📚️探偵物で殺人事件もおきてるのにハードボイルドではない感じ…(笑)嫌いじゃないです(*^^*)ワーゲンバスで旅とか憧れます(*^.^*)2020/01/22

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