出版社内容情報
時は1985年。「おニャン子クラブ」に夢中だったあの頃。弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた。『夕やけニャンニャン』を見ること以外に何のやる気もない僕らだけど、ひょっとして甲子園にいけるかも! 山あり谷あり笑いあり涙あり。青春小説の傑作が新装版で登場。
内容説明
おニャン子クラブに夢中だったあの頃。僕らの弱小高校野球部に、スゴい奴がやってきた!いちおう練習はするけれど、『夕やけニャンニャン』を見ること以外に楽しみがなかった僕たちが、あいつのおかげで夏の甲子園に出られるかもって、そんなことあるの?たっぷり笑えてちょっぴり泣ける。青春小説の傑作が新装版で登場!
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2001年『TVJ』で第18回サントリーミステリー大賞優秀作品賞、『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あやっぴ
27
野球モノの作品としては確かにベタなものかもしれないけど、弱小野球部が様々な困難に負けないで頑張ってる姿に感動した。1985年当時の流行ったものが登場し、懐かしさにニヤニヤしながら最後までとても楽しい読書でした。おニャン子では白石麻子が可愛くて好きでした。2019/09/23
ま~くん
21
夕やけニャンニャン、小林ひとみ、阪神タイガース優勝等々、たまらなく懐かしいフレーズが学校で飛び交っていた時代のお話。弱小野球部に突然やってきた転校生。肘を故障し野球名門校に居られなくなったという。所がサウスポーから放たれた球は高校野球のレベルを超えていた。そこから快進撃を始めるも、想定外の災難がチームに降りかかる。青春時代の恋、友情、葛藤、挫折は宝物だ。携帯電話がない時代を経験している人に是非読んで欲しい。ケチをつけるつもりは毛頭ないけど、転校生は1年間試合に出られないのが高校野球のルールだったような。2021/05/11
ぜんこう
21
青春や~! ぽんこつ野球部に転校生のエース投手が加わって、そのまま大団円かと思ったらそんなわけない。 いろいろ笑えるし、最後の校長との対決後グランドに出た時の応援シーンからは泣きそうになった(実際涙流れたし)。 そのうち『2005年のロケットボーイズ』も読んでみよっと。2020/01/01
ヨー
5
凄くよかった2022/08/23
こかげ
4
ジェンダーの問題が扱われていて、1985年ではこれも仕方ないという辛い現実が描かれていた。 影の主役は真美ちゃん。真美ちゃんがいなかったら試合もできなかった。 練習もまともにしない、どうしようもない野球部が生まれ変わり、甲子園予選を勝ち抜いていく姿は爽快。 エピローグいらなかったかな。2022/02/09
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