出版社内容情報
住んでいた下宿を追い出され、大阪で祖父が経営していた骨董屋に住むことになった律志は、奇妙な事件に遭遇する――
内容説明
ひょんなことから、スコティッシュフォールドのミアンを飼うことになった売れない小説家の綾瀬律志。家賃が払えずに東京の下宿を追い出された律志は、亡き祖父が大阪・天神橋筋商店街で経営していた骨董屋に住むことになった。東京から連れてきたミアンとミドリガメに加え、さらにオウムやグッピーを飼うことになった律志。動物好きの心優しい青年が、ペットたちとともに遭遇する不思議な事件を描いた、ハートフルストーリー!
著者等紹介
浅海ユウ[アサミユウ]
山口県出身の兼業作家。著書に「お悩み相談室の社内事件簿」「京都あやかし料亭のまかない御飯」他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みかん🍊
103
賞を取り作家デビューはしたものの次作が書けず校正の仕事で細々と生活していた律志はお人好しが故友人から子猫を譲りうけるが家賃が払えなくなった彼のもとに亡くなった祖父の家を相続する話が持ち込まれ、小学生の頃1年だけ住んだ大阪天神橋商店街の骨董屋へ引っ越す、猫と亀と鸚鵡とグッピーで古家で過ごす生活は楽しそうだが、事件簿と言うほどの事件もなく軽く読み終えた、面白くなくはないが猫なのか律志なのか主人公が定まらず事情もあいまいでせっかくのキャラが生かし切れていない感がある。シリーズ化するのかな。2019/07/09
佐島楓
62
うーん、視点はミアン一点に絞って描写したほうが散漫にならずに済んだのではないだろうか。ミステリかと思えばそこまでの謎はなく、律志がせっかく小説家デビューしてもなぜ次作が書けないのかよくわからず、キャラが固まっていないのかなという想像しかできなかった。律志のコンプレックスがどこからくるのかはシリーズ化する場合鍵になってくるだろう。2019/06/13
はつばあば
45
(笑)どこかのお坊ちゃま君かと思うくらいお金に縁?、頓着無し。猫や亀そして昔の友人に助けられたりしながら、なんとか食っていけているんですからとても幸せな事。それで一生を終えられるなら・・これこそ若隠居。若者の夢かもしれない2020/06/02
hirune
43
【Kindle】なんか題名にいろいろ偽りありな感じだけど😅律…商売っ気が無くて 騙されやすく 商品知識も皆無。。商売人にも骨董商にも、もしかしたら作家にも向いてないかも〜(^^;;こんな貧乏神にガッチリホールドされてるような男がツキと周りの人やペットたちの支えでやっとなんとか暮らしていけるようになるまでの奮闘記?いや奮闘記って言っちゃうにはちょっと情けなくておこがましいかなぁ☆2020/11/05
いぼいのしし
28
主人公の性格がちょっと合わなかった。残念。2022/10/19