出版社内容情報
三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑で内偵を進めていた男がマンションの一室で死体となって発見された。男は、大手金属加工機メーカーの跡取りと目されていた木崎乙彦。捜査が進むにつれて見えてきたのは、一代で財をなした強力な会長が君臨する大企業の影。――狡猾な企業経営者の壁を打ち破れるか。鷺沼と宮野の絶妙コンビが悪を挫く好評シリーズ第五弾!
笹本 稜平[ササモト リョウヘイ]
著・文・その他
内容説明
三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑者と目される男が横浜のマンションの一室で死体となって発見された。男は、大手金属加工機メーカーの創業者一族の御曹司・木崎乙彦。警視庁捜査一課特命捜査二係の鷺沼友哉は、事件の真相を明らかにしようと乙彦の周辺を洗い直していくが、捜査が進むにつれて見えてきたのは、一代で財をなした権力者が君臨する大企業の影。犯罪スレスレの捜査で犯人に肉迫していく鷺沼と宮野のはみだし刑事コンビが辿り着いた真実とは―!?大人気警察小説『越境捜査』シリーズ第5弾!
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒、出版社勤務後、フリーライターとして活躍。2001年『時の渚』で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞を同時受賞。04年『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
57
相も変わらず「金は天下の回りもの」とばかりのチャラ男宮野。5冊目ともなろう云うのに鷺沼の人物像を思い出すのに宮野が必要とは(^^;。そう、BLの読み過ぎか宮野が料理で鷺沼を腰砕けにする場面で前回を思い出したのです(^^;。警察機構の「ケツの穴の小さい輩の集団」ばかりでは無いぞとばかりにタスクフォースが活躍。埼玉と警視庁だけではスケールも小さいとばかりに、会社存続をかける真っ黒けの大企業の悪と警察上層部との癒着をからめ海外にも出張。巷でも福祉の名をエサにブラック企業の多いこと。あっ官庁自ら障害者拒否だった2018/11/17
sg
14
俺は超最低な読書家。パッと読んで忍者みたくスっと隠れる。最高な作家が居ないか睨みきかすジロり。行ったり来たりみだらな読み漁り結果ニヤリ。バカ話もヒートアップ、越境捜査はシード枠。・・・わかる?2021/12/15
タカシ
11
同族会社の孫が殺害された、犯人は身内の可能性があり…。面白かったですね。結構死んじゃったけど最後の展開は良かったです。福富の警察官僚の演技が怖かったです。2020/03/10
hiyu
7
舞台は国を超え香港へ。宮野は活躍しそうで、しきれていないが安定の宮野。もちろんタスクフォースは彩加も加わり、この彩加なくして解決できなかったところも大きい。ラストの件も相変わらずで面白い。2019/04/01
座敷童
6
どんどんスケールが大きくなっていく越境捜査。 しかし、今回は宮野がラストに…。 まだまだ続く越境捜査。 今後も楽しみだ。2020/09/05