出版社内容情報
神様のやってくる京都の甘味処『甘露堂』で働く高校生の瑞樹。彼の不思議な力を求めて舞い込んだのは、北野天満宮の“もみじの神様”に使役する猫又からの依頼で――?
抹茶モンブランに芋あん団子、栗きんとん・・・美味しい和スイーツもりだくさんの、ハートフルストーリー第四弾!
桑野 和明[クワノ カズアキ]
著・文・その他
内容説明
高校生の瑞樹は、神様のやってくる京都の甘味処『甘露堂』でアルバイトをしている。ある日、彼の不思議な力を求めて舞い込んだのは、北野天満宮の『もみじの神様』に仕える猫叉からの依頼で―?個性豊かなメンバーと美味しい和スイーツが盛りだくさんの、ハートフルストーリー第四弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
39
北野天満宮の楓の神様や芋団子が大好きな鬼、お婆さん想いのひよこのナリソコナイ等、今回も特徴的な神様やナリソコナイが多く登場する第4巻。季節が秋に移ろい、さつまいもや栗を使ったスイーツが沢山登場し、栗きんとんや芋団子、抹茶モンブラン等、甘い秋の味覚にノックアウト寸前になりそうでした。人と神、人とナリソコナイ、互いに違う存在でありながら一緒に生きて行きたいと願い続ける暖かな想いが色濃く描かれていました。瑞樹も続々とお店のスイーツ作りを任されるようになってお菓子作りスキルも向上し、借金返済まで秒読みも近いかも。2018/12/12
シナモン
22
購入本。京都の甘味処とあやかしを絡めたシリーズの第四弾。主人公の瑞樹が働く「甘露堂」には一般のお客様とは別の神様専用フロアがあり、なんと神様は無料で甘味を食べられる❗神様、羨ましいな。どの話も分かりやすくさくっと読めるので、重い長編小説の後など気分転換に良いかなと思います。神様になり損ねたナリソコナイが登場するところに優しさを感じます。ほっこりするんだけど、どこか切ないストーリーも魅力的。甘味は仕事も丁寧でどれも美味しそうです。神様も召し上がる甘味、食べてみたいなー。2018/11/20
メルル
18
今回も美味しそうなスイーツとナリソコナイの温かくてほっこりしたお話が満載だった。秋らしいスイーツが盛り沢山でどれも食べたいが、どれか一つなら抹茶モンブランが良い。人間とナリソコナイが家族のような関係でお互いを大切に思っている様子が温かい。毎回、癒されて、本当に良い物語だと思う。2019/01/08
よっしー
17
今回はほのぼのとした話が多かったです。紆余曲折はあれど、ナリソコナイが見える人にとっては家族も同然なのですね。それが人であれ、神であれ…。お互いを大切に思う気持ち、ホッとさせてくれました。冬夜も素直じゃないけれど、楽しそうに瑞樹と関わっていて微笑ましいですね。ここ最近出てないみたいですが…続編はあるのでしょうか?2020/12/23
Kana
16
瑞樹も冬夜も優しいし、いい神様とナリソコナイばかりでほっこりした。今回の和スイーツも美味しそうで食べてみたい。甘露堂があったらなぁ。と思った。2018/10/17