出版社内容情報
過激な武装市民団体に潜入し、徹底破壊を遂げた公安0課作業班員・瀧川。だが、警視庁上層部と約束していたはずの少年課への異動は一向に叶わぬまま。さらに、ともに死地をくぐり抜けた藪野が行方不明になったとの凶報がもたらされる。藪野の安否に揺れる瀧川は、心ならずも再び巨悪の闇へと引きずり込まれていく。話題沸騰のハードアクション、壮絶展開の第二弾!
内容説明
武装市民団体との死闘から生還した公安0課作業班員・瀧川。だが、幹部と約束していた少年課への異動は一向に叶わず、さらに、共に死地を潜り抜けた藪野が行方不明になったとの凶報がもたらされる。藪野の安否に揺れる瀧川は心ならずも0課に復帰。左翼系環境団体を探るため大学の聴講生になりすました瀧川に、20億円の最高級ルビーがミサイル取引に使われるという衝撃情報が飛び込んでくる。超人気ハードアクション、怒涛の第2弾!
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。様々な職業に従事し、文芸誌の編集を経て小説家へと転向。1994年に『冗舌な死者』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
71
「警視庁公安0課 カミカゼ」シリーズ第2弾。物語の四分の三位までは、あまり派手なアクションも盛り上がりもない。残り100P位から爆破に銃撃戦と、いつもの矢月作品らしさが。悪人はどんどん死んでいくが、主人公は勿論他の公安の仲間も、何度も窮地に立たされるが死には至らない。特に目新しさもないし、特別面白いという作品でもない。しかし決してつまらない訳ではなく、読みやすい。矢月さんの作品はいつもこんな感じなので、新作が出ると必ず読んでしまいます。これって結局は面白いという事なのでしょうか? 2018/05/25
きさらぎ
43
毎度毎度、瀧川を公安仕事に引きずり込むための工作がいやらしい。 そこまで彼に入れ込むのはなぜ? そしていつまで公安をやらせるのか? 続編を匂わす終わり方が嫌だった。 後半数え切れないくらいの人が死ぬという、いつもの矢月パターンでそれなりに楽しめたけど・・・ やっぱり終わり方がイヤ!2018/08/03
Junichi Yamaguchi
37
『日本の破壊』… シリーズ2作目。 公安を扱う作品には少なからず嫌悪感が湧いてしまうのは僕だけかな… シリーズはまだ続きそう。 主人公が幸せを掴むまで読んでしまいそうだ。。2018/06/15
み
32
派手な結末でした。このシリーズは、瀬川さんよか藪野さんと白瀬さんのお二人の方が好みです。次作で、瀬川さんは公安を卒業できるといいですねぇ。カリスマ性のある方に洗脳されるのって怖いわぁ。2020/04/20
petitlyz
18
【図書館で借りた】公安0課瀧川シリーズ2作目。1作目の仕事が片付き、一休みしつつ少年課への異動を待つ瀧川。しかし、藪野が行方不明と聞いた瀧川も環境団体に潜入する羽目に。ピジョン・ブラッドと呼ばれるものすごいルビーが鍵になる。そして公安もの読んでるから仕方ないけど、革命とかいう過激な人たちがきりなく湧いてくる。そしてどんどん死ぬ羽目になってしまう。白瀬も危なかったが、藪野もかなり危険な目に合ってる感じ。瀧川の元上司、舟田もすごい人だったんだと思った。公安の中も一枚岩じゃない感じで先が気になってしまう。2024/06/18
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