出版社内容情報
竹村優希[タケムラ ユキ]
著・文・その他
内容説明
あれほど嫌だった沖縄での生活に、少しずつ居心地の良さを感じ始めた比嘉篤。ある日、琉球王国時代の「聖地」である斎場御嶽に行くと、キミと遭遇する。「ニライカナイ(理想郷)って本当にあるの?」とキミに訊く篤。そこに突然、木の葉にすっぽりとくるまれた小さな生き物が現れ、久高島のほうへ飛んでいく。驚く篤に、キミは「あれはキーヌシー(木霊)だ」と言うが―診療所の若きお医者さんと南の島の“神様たち”との交流を描いた、心温まる物語。
著者等紹介
竹村優希[タケムラユキ]
山口県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
91
シリーズ二作目。沖縄の独特の空気感が伝わってくる。心温まるお話で続きが早く読みたい!キジムナー戻って来るの待ってるよ。2020/10/19
はつばあば
49
先日沖縄からお取り寄せした「チョコっとう」。黒砂糖にチョコがからんでいる。弟にもお裾分けしたら「昔、おばあちゃんちに行ったら黒砂糖いつもあったなぁ」と懐かし気に。おばあちゃんちと言っても沖縄でない地元。ゴーヤの黒砂糖煮、注文できるなら今すぐしたいものだ。本のレビュー?平和な日常にあやかしの類が現れる本が読めて、お茶とお菓子があれば何も言うことなどない2020/05/06
hirune
44
【Kindle】ほのぼの〜とした やたらと可愛らしい神様や精霊の棲む不思議の島 沖縄🌺ご先祖様を蔑ろにすると落ちちゃったマブヤー(魂)が戻ってくれないとか、恐ろしくない?😱何はともあれ、篤先生はあんまり御用聞きの仕事はしてないけど、人間ともそれ以外とも仲良くのんびりまったり生活を楽しんでて良い感じです。できればキジムナーが戻るところを見たかったな😃2020/07/30
しろいるか
33
シリーズ第2弾。あれほど非現実的なものに嫌悪感を持っていた篤先生だが、毎日のように獅道とつるみ、普通の人には見えないキミと会話し、あまたの精霊たちと交流するうちにすっかり御用聞きとして自覚が出てきたようだ。今回も色々な精霊が出て来るが特にネコのマヤの話はグッときた。表紙でスナックパインを小さくちぎりながら食べてるキミがめちゃめちゃ可愛い2019/03/03
keith
22
沖縄の神様、精霊のお話。章末の精霊たちのイラストを見るとポケモンと思えなくもないです。沖縄では普段の生活の中にも精霊たちが息づいているのかなと思えてきますね。2018/05/12