出版社内容情報
皆藤黒助[カイドウ クロスケ]
著・文・その他
内容説明
父親が失業したため、住み慣れた東京から父の故郷である日本海の四葉島に移り住んだ高校生の鳥羽心一。都会への未練を捨て切れずにいる心一は、ある日、蔵で古い自転車を見つける。なんと、その自転車には死んだばあちゃんの神様が宿っていた!?一目惚れをした同級生の女の子のために、強く願って漕げば好きな場所に行けるという、不思議な力を持つ“ババチャリ”で奮闘する心一。海に囲まれた離島で、都会っ子高校生が奇跡を起こす!?
著者等紹介
皆藤黒助[カイトウクロスケ]
鳥取県境港市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
160
あーだこーだで、四葉島という離島に移り住むことになった心一。その島で、ばあちゃんの神様が宿った自転車“ババチャリ”で、恋愛、友情やらドタバタ。時には人情もあって、吉本新喜劇風青春ファンタジーというべきか。ツッコミどころはいっぱい、ちょっと中途半端も感じるけど、クスッと笑えるシーンもあるし、ラストはウルウルっときました。リラックスできる楽しい読書時間でした。話は変わって、皆藤黒助にもの申す~!自分を不人気作家と自虐するのは、皆藤黒助ファンに失礼だぞ~!貴方のファンになりかけてる俺にも失礼だぞ~!。2024/04/23
Comit
50
Kindle Unlimited ~ ばあちゃんの魂が宿る自転車“ババチャリ”を駆る孫の心一、彼の青春SF痛快ラブコメ本(*´艸`)突っ込みどころ満載、それでも途中からじわじわ来る中毒性に、ラストは終わるのが惜しくさえ感じてしまった^^;表紙とタイトルで読んだ1冊。これはいい掘り出し物でした✨人を選ぶかも、ハマれる人は…(≧ω≦。)プププ~『バックトゥーザフューチャー』と『ターミネーター』を連想したのは自分だけ?2021/09/13
hirune
47
【Kindle】不思議な展開とか振り切れてるキャラとかが高橋留美子さんの漫画みたいな感じ?ぶっ飛んでますよね😄10年間毎日愛の告白をし続けては玉砕している喜一じいさんと夏子ばあさんのエピソードが素敵でした♪2021/06/05
よっち
38
父親の失業で東京から父の故郷である島根の四葉島に移り住んだ高校生鳥羽心一。都会への未練を捨て切れない心一が、ある日蔵で死んだばあちゃんが宿っていた古いババチャリを見つける青春小説。真剣に祈れば望むところへ連れて行ってくれるというババチャリに取り憑いたおばあちゃんの霊。島で出会った女の子に一目惚れしたり、仲間たちと島での生活を満喫したり、みんなでババチャリで東京に行ったりとだんだん島の生活に馴染んでいった心一が、苦い過去も乗り越えて大切な人の窮地にババチャリに乗って奮闘する涙あり笑いありの素敵な物語でした。2017/10/03
ポチ
37
青春だなぁ〜!笑ったりホロっとなったりしながらの読書はとても楽しかったです。ばあちゃん生きてて?良かったぁ。2024/07/20