双葉文庫<br> 君に出会えた4%の奇跡

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双葉文庫
君に出会えた4%の奇跡

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  • サイズ 文庫判/ページ数 274p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575520019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



広瀬未衣[ヒロセ ミイ]
著・文・その他

内容説明

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの7月。結婚を控え、数年ぶりに京都に帰った灯里は、自宅で高校2年の祇園祭で作った小さな提灯を見つけた。そこには薄らと“コウ”と書かれた跡があったが、灯里はコウのことを思い出せない。17歳の7月に、忘れてはならない何かがあったのか?灯里は青い月に導かれるように、祇園の街に足を踏み入れる。そこには、たしかにコウがいた…「もしこちらの世界にもう一人の僕がいたら、必ず君を見つけるよ」宇宙の神秘に隠された奇跡を描いた物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

115
★★★☆☆20085【君に出会えた4%の奇跡 (広瀬 未衣さん)kindle版】ブルームーンシリーズ?の第2弾になるので第1弾同様にファンタジー系の恋愛小説です。さらに京都が舞台になっているのも第1弾同様です。京都の見どころがたくさん出てくるのも楽しめました。さて、本作品『日記に書いてあった事は本当なのだろうか?しかも彼の名前が日記から消えているし、誰の記憶の中にも彼はいない。これは夢だったのか?』さて?みたいな。全体的に不思議な感覚を覚えることに加えて、二人の愛の奇跡がハッピーエンドでなによりでした。2020/08/13

『よ♪』

62
数年に一度起きるブルームーン(月に二回満月が巡る)と不思議な恋物語の続編。前作と同じ京都を舞台に別の時、別の二人が描かれる。青い月のもとで起きる不思議。思い出せない過去。マリッジブルーに揺れ動く心情。前作ではあまり周囲を描写しないことが全体をフィルター越しに望むような淡い美しさを生み出していた。今回は歩き回る京都の名所がディテール深く描かれている。この結果、ご当地小説的な楽しさが飛躍的にUPしたが脆さや儚さを感じる幻想的な風景という魅力が後退した印象。これは好みが分かれそうなところで、私的には残念だった。2020/09/09

カメ吉

52
なかなかの作品でした。前作の『青い月の夜~』のブルームーンの奇跡がタイムスリップならば今回はパラレルワールドの奇跡でした。前作の嵐山から今回の祇園とツボは押さえたチョイスで京都感はタップリでした。この作家さんの良いところは最後は恋愛成就話なところでいずれも読後感がすごくよかった。今後も読みたい作家さんです。2017/06/23

よっち

52
大好きな彼にプロポーズされ、結婚を控えて数年ぶりに京都に帰ってきた灯里。自宅の物置で高校生の時に作った小さな提灯を見つけた彼女が、そこに薄らとコウと書かれた跡を見つける物語。幸せを感じつつも思い出せない何かにもどかしさをずっと感じていた日々。そして自らが忘れていた高校時代の記憶。著者さんの前作同様ブルームーンを鍵とするお話でしたが、構図を複雑にしないよう配慮しながら京都の情景を繊細に描いていて、ほのかな切なさも伴うエピソードをひとつの物語としてまとめ上げてゆく結末には、良かったと思える安心感がありました。2017/05/29

ゆなほし

43
結婚を控え京都へ帰った灯里は、昔作った提灯を見て17歳の7月に忘れてはならないコウとの思い出があった事に気が付き…。フィーリングで楽しむ系の、京都祇園での忘れられない美しい恋物語。4%というのは宇宙好きならピンとくる数字だが、確かにその4%の中で人と人とが両想いになる確率はどれ程の奇跡か。青い満月に導かれたこんな素敵な恋があっても良いのではないか。「もしこちらの世界にもう一人の僕がいたら、必ず君を見つけるよ」過去と現在が交錯した先の着地点までも綺麗な物語だった。2020/09/30

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