出版社内容情報
山田深夜[ヤマダ シンヤ]
著・文・その他
内容説明
ブロークンアローとは重大な核兵器事故のことを指す米軍の符牒である。ベトナム戦争時に、事故に伴って横須賀に核が運び込まれ、今も米軍・自衛隊で核を共有しているという驚くべき話を石渡は聞く。その秘密保持に携わる特殊機関が存在することも。命を狙われ続ける江井に、彼を守ろうとする勢力も現れ、まさに死力を尽くした戦いが勃発。特異な歴史風土を持つ横須賀に蠢く、驚愕の機密と野望とは?スリリングかつ痛快な大スペクタクル活劇!
著者等紹介
山田深夜[ヤマダシンヤ]
1961年福島県須賀川市生まれ。地元の高校を卒業後、横須賀市で私鉄職員として約20年間勤務する。99年、作家専業になるため退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まぁにぃ
14
石渡と鈴木社長。 この二人が雑賀の後をついで、横須賀を仕切るのかな(笑) 江井の馬鹿さ加減が鼻につくのも、終わってみたらよいスパイスだった。 シリアスになりすぎないようにマッチていたのかも(笑) 横須賀選出のもと総理が裏いたのは、横須賀ならではかな? もっとテンポよく読ませると読後感が違ったと思う。2018/01/21
コリディ
8
6点。読み易い割に、読み終わるのに時間がかかってしまった。雰囲気はあるのだが、キャラ設定も、ストーリーも、展開も、ラストも、いまいちでした。横須賀の街は住んでみたいとは思わないが、魅力的でした。2017/12/17
GM職員
6
上巻よりもエンタメに振った仕上がりでした。 なのに、アクションシーンも緊迫感あるはずのシーンも、喋りすぎ&いちいち説明しすぎでテンポ悪し…。特に江井おまえもう黙ってろ、話が進まないから。 あと、これは好みの問題だけど、選曲やものの例えが古い(笑)。 まぁ安易に犠牲者が出なかったのは、これ以上安っぽくならないためにも良かった。ただ、京極先生の「巷説百物語」好きとしては、裏とか闇なんてカタギが中途半端に足を突っ込んでいいもんじゃあないだろうに─とも(苦笑)。 それでも、最後は核に対するスタンスには共感できた。2017/07/08
おおっぴら
4
やっと下巻が読めた。横須賀の地理が詳しく記述されていますが今一ピンとこない。土地勘があれば面白いかな? ラストはなんかザックリ終わっちゃた感があり最終的な人間相関図をイメージできなかったです(上巻から時間が空いてしまったのも原因です)2018/05/16
たか。
4
結局一気読み。長かったけど面白かった。ただエイ君はバカすぎる。まあ愛されるキャラではあるけど、イライラもする。2017/07/01