出版社内容情報
飯田 雪子[イイダ ユキコ]
著・文・その他
内容説明
三年間同じクラスで過ごしたカイト。「好き」と告白したのは彼からだった。樹里もそれに応えて、何度目かにキスをもらった。そして三月の別れと、ネットをきっかけにしての再会。それまで以上にカイトに夢中になっていった樹里だったが、突然カイトが「失踪」した。懸命にカイトを捜す樹里が見つけたのは彼につきまとう黒衣の女の姿だった…。二度読み必至!衝撃のラストが待ちうける、純愛サスペンス!!
著者等紹介
飯田雪子[イイダユキコ]
1969年静岡県生まれ。静岡大学教育学部美術科卒。94年、『忘れないで―FORGET ME NOT』で第1回ティーンズハート大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わった
21
純愛サスペンスといううたい文句、さらに冒頭から違和感があり、飯田先生でこんな感覚珍しいな…と思ったら全部伏線でした…。相思相愛の彼が行方不明になり、彼女が一生懸命に行方を追う、愛情を感じられる話なのですが、雰囲気がおかしいのです。ラストで全て明らかになり、背筋が凍りました。飯田先生の表現力に脱帽です。怖かった…。2016/03/09
coco夏ko10角
19
飯田雪子さんってこういうのも書くんだ、と驚きはあったけど、いつもの感じの方が好きだな。2018/03/05
いずむ
15
嬉しいか悲しいかはともかく、ボクの中の飯田雪子像が砕け散った。心の中に抱く炎にもしも色があるとしたら、もっと明るく透き通った色を描く人だと思っていた。自由が「どんなコトをしてもいい」という意味ではないように、純粋もまた、それ自体に正しさを示す理由はないというコトが、感想というより、教訓として心に刻み込まれる。こんな風に括ってしまうのは少し危うい気もするけれど、「オンナは肯定を求め、オトコは赦しを求める」。他の、とある恋愛小説と並行していたコトもあって、そんな恋愛観のステロタイプの存在が垣間見えた気がする。2016/03/04
夕やけLION
7
ラストノートや夏空など、切ない物語かと思いきや、まさかの展開。。作家さんのイメージが変わった作品。活字をメリットにした1冊。2016/02/15
ゆり
4
樹里が好きになれない……なんかヤバイ人みたいと思いながら読んでました。オチはなんとな~く読めてしまい、でもまぁ楽しめました。最後読んでて、また次のターゲットにされそうな子が出てきて……。樹里が恐ろしかったです。2016/07/29
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