出版社内容情報
篠宮 あすか[シノミヤ アスカ]
著・文・その他
内容説明
太宰府天満宮の参道の一角に軒を連ねる『太宰府オルゴール堂』。アルバイトに応募した東京出身の女子大生、坂下茉奈は“1年間で博多弁をマスターすること”を条件に採用される。イケメンだけどちょっとSな店主・伊東秀に翻弄される茉奈だが、時折見せる鋭い一面にドキドキ。そんなある日、二人はおみくじ泥棒の少年に出くわす。秀は切れ味鋭く謎に迫るが―2015年度エブリスタ・ミステリー大賞入賞の傑作キャラクターミステリー!
著者等紹介
篠宮あすか[シノミヤアスカ]
福岡生まれ。スマホ小説サイト、エブリスタにて自作品コミカライズ、同サイト内で開催された第1回・2回ノベリスタ大賞入賞などを経て、同じくサイト内で開催された、2015年双葉社ミステリー大賞において『太宰府オルゴール堂―独身貴族の探偵帳』で準大賞を受賞し、デビューとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
99
太宰府や福岡のネタに嬉しくなる地元民。謎解きの方は意外にも重たい問題を孕んでいて、そんな解決で良いの?と思ってしまった。方言萌えのイケメン店主はなぜに標準語?オルゴールのことや「独身貴族」らしさはどこに?いろいろ突っ込みたくなるけど、デビュー作だし。これからに期待しよう。2016/02/01
hirune
40
【Kindle】うーん、まるで字で書かれた少女漫画のようでした。オルゴールの店である意義がいまいちわからないし〜、ミステリーとしては事件は結構深刻なんだけど、動機とか経緯とか結末とかがなんだか凄く底が浅い気がします😅そしてアルバイトの女の子に博多弁を強要する割に地元民の店主が標準語なのは何故か?の謎は最後まで解き明かされませんでした☆2020/09/03
ゆなほし
39
太宰府オルゴール堂のアルバイトに応募した茉奈は、イケメンだけどちょっとSで方言オタクな店主・秀にドキドキする日々だが、ある日2人はおみくじ泥棒の少年に出くわし―。惜しい作品。取り扱う謎がオルゴールや方言に全く関係がなく、キャラクターの良さを生かしきれていないところが残念。そこを絡められた謎であれば、すごく良い作品になっただろう。秀の抱えている過去や、扱う事件はかなりヘビーであり、全然ライトではないのはギャップがあって良い。2019/12/13
はな
36
図書館本。太宰府が舞台と言うこともあり気になっていた1冊。博多弁ラブの店主とまだ使いこなせていないバイトの主人公。と言うものでしたが、、、いまいち店主の様子がつかめないというか、独身で何か大切だった人の影はありだけど分からないよ~と言う感じで独身を楽しんでいる感は感じなかったかな。独身貴族って独身であることを楽しんでいる印象なのですけど。。。違う?昔の影がちらつく中では独身貴族と言う感じではない影のある人と言う所止まりかなと。。。あとは方言。折角なので要所要所だけでも店主の博多弁を入れてほしかったな。2016/02/02
azukin2
33
図書館で「太宰府」という文字を見つけて思わず借りてみた。これは同人誌か?と思ってしまった。元地元民としては地名や天満宮の行事を知ってるからフムフムと場面を思いながら読めたがなんせイカン!ストーリーもさることながら方言がクサイ!今時の若者がこんな言葉使わんだろうー!2015年双葉社ミステリー大賞の準大賞と書かれていたから期待したのに、どこがミステリーなのかわからんかった。返却日に慌てて読んだけど…借りた私が悪かった。2022/09/08