双葉文庫<br> 残り火

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双葉文庫
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  • サイズ 文庫判/ページ数 358p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575518245
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



小杉 健治[コスギ ケンジ]
著・文・その他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lara

99
話の流れが軽く、ありきたり過ぎる、と思いつつ読み始めた。しかし、途中から話の展開が予想つかず。そして、いざ裁判が始まると、水木弁護士の本領発揮か、緊迫感漂い面白く読めました。しかし、予想もしていなかった展開に、驚いています。2022/05/31

ふじさん

81
衝撃な結末が話題を呼んだ「冤罪」をテーマにした法廷ミステリー小説。確かに、最後には思いもつかない驚きの展開が待っていた。母親との関係で偶然知り合った、冤罪で窮地に陥った福浦純也を、痴漢容疑で逮捕され、無罪が立証されたが自殺した息子と同じ目に遭わせてはならないと強い思いから、息子の弁護を依頼した妻を亡くし失意のどん底にいる水木弁護士に依頼することになる。父親の正義への思いや水木弁護士の再生への戦いの物語が、事件の核心部分に迫る。最後の展開は、強烈なサプライズであり、人間ドラマとしても読みごたえがあった。2025/06/08

mike

81
若い女性を標的にした連続通り魔殺人事件と傷害事件が起きた。容疑者は20代無職の男。主人公立花には痴漢事件で逮捕された息子がいた。無罪は証明されたが自殺。立花は生きる希望を失った。一方、水木は数々の冤罪事件を手掛けた敏腕弁護士だったが、妻に先立たれ魂の抜け殻のようになってしまった。この二人が事件を切っ掛けに再起をかけて立ち上がった。久々のリーガルミステリーで初小杉さん。。シンプルかつスピーディな展開で一気に楽しめた。そして、ラスト❗お前だったのか(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)真犯人は❗2023/02/07

えみ

65
その想いが優しい分だけ苦しい。やがて訪れた結末に「無辜」という言葉の重さを受け止める。冤罪を証明するのは、無罪だという完璧な証拠を提示しなければならない。それがどれだけ大変なことなのか…素人にだってわかる。連続通り魔殺人の犯人だと捕まった相浦純也。彼の無実を信じる男・立花孝久。そして妻を喪い生きる気力を失くした弁護士・水木邦夫。3人の男たちがそれぞれの思いを胸に、連続通り魔殺人事件に目を向ける。そして始まる、正義の破滅が。嘘の瓦解が。偽りの罪が裁かれるのは裁判所ではなく、人と人の間に流れた時間の中だった。2023/07/29

yu

52
読了。 久々の小杉さん作品。いやぁ、面白い!大好きな法廷モノということもあるけれど、さすが小杉さん。さすが水木弁護士。 ある青年が、ひょんなことから連続通り魔事件の犯人として逮捕される。青年に助けられたことがある老婦人親子から「彼は無実だ。助けてやってほしい。」と依頼される水木弁護士。彼は果たして本当に無実なのか、彼が隠し続ける事実とはなんなのか、そして、赤の他人がなぜそこまで青年を助けようとするのか。読み応えのある一冊。水木弁護士シリーズ読まないと。2016/06/25

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