双葉文庫<br> 晩鐘〈下〉 (新装版)

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双葉文庫
晩鐘〈下〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 523p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575517811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年東京生まれ。早稲田大学中退。広告代理店勤務を経て、88年、『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞の優秀作になりデビュー。96年、『凍える牙』で第115回直木三十五賞を受賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei302

57
真裕子には建部がいてくれたのに、小学生の大輔には誰もいなかった。妹の絵里しかいなかったことに胸が張り裂けそうになった。大輔が真相を知ったときの息が詰まりそうな場面やラストシーンの大輔の決意の言葉があまりにも、あまりにも辛い。再読の醍醐味を味わえる大作。香織がどうこうだとか、犯行や動機があやふやだとか、どんでん返しどうしたとか、ミステリの要素が希薄とか、そんなものはどうでもいいのです! でも、タイトル「晩鐘」の意味が分かりません。どなたか教えてください。2020/07/28

ユザキ部長

48
ずっとモヤモヤが心の奥底で蠢いていて、気持ち悪く吐きそう。けれど、実は窓ガラス一枚向こうには少しだけ接点のある現状と違う世界があるのでは?夢見てた。身体が弱い妹に見破られた汚れの正体。明かされた真実。悲劇の連鎖を止められた人達と、巻き込まれた人達。寂しい閉じ方。2023/03/10

坂城 弥生

42
考えてみたら、彼はまだ小学生だったのか…2021/07/19

アーモンド

42
何とも辛すぎて、しばらく涙が止まらなかった。この本の結末を知って、風紋に戻って読めるかちょっと不安です…2016/08/14

harupon

39
ついに読み終えた。「風紋」「晩鐘」あの殺人事件を追った新聞記者建部が被害者加害者家族のその後を取材し、関係者を仮名表記で連載記事「連鎖」として出した。当時幼稚園児だった加害者の長男大輔に、こんなにも凄まじい連鎖がふりかかろうとは。ラストシーンは、重く辛かった。ここまで悲劇の連鎖の物語、フィクションだけど、現実にも似たようなことは起こっているだろう。人は絶対に罪を犯してはいけない。はぁ…凄かった。https://ameblo.jp/haruenonikki/entry-12734312230.html2022/03/28

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