出版社内容情報
「お喋りはおしまい。犯人はあなたよ！」捜査一課の美人刑事・竜めぐみは独断専行型で、まことに型破り。口も体もよく動き、時にナイスプロポーションを生かしてオヤジをいいように転がしたりする。そんなめぐみが駆けつけた三つの死亡事件。逃げのびようとする犯人を女子力フル活動の捜査でトコトン追い詰める!!
内容説明
完璧なプロポーションと美貌を誇る竜めぐみは警視庁捜査一課の超異端児。もったいないことに（？）、中身は酒好き、プロ野球好き、懐メロ好きとオヤジそのもの。仕事でも男勝りで、誰を前にしたって物怖じとは無縁。よく動く唇と脚を武器に、逃げのびようとする犯人にくらいつく―捜査に燃える美人刑事がかけつけた三つの計画的殺人事件。「お喋りはおしまい。犯人はあなたよ！」。勝利宣言も鮮やかな、倒叙ミステリー！
著者等紹介
鯨統一郎［クジラトウイチロウ］
１９９８年『邪馬台国はどこですか？』で衝撃のデビューを飾る。以後、快作・話題作を発表し続け、ミステリー界で確固たる地歩を占める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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coco夏ko10角
23
3つの事件、倒叙ミステリー。鯨さんにしてはキャラが弱いような…でも事件が事件だからこれくらいでいいのかな。2つ目の事件は「その会話いるの？」なんて思っちゃったのが大事な伏線だったのでびっくり、よかった。著者の色んな作品に登場する高島刑事、相変わらず。2018/08/29
山犬
13
悪いことをした人間を絶対逃がさないし、自身の正義に従い、上司から何を言われても曲げない信念まさにカッコイイ女刑事。だからこそ普段の私生活はだらけている方が面白い部屋は片付けないしお酒好きでキス魔、野球や懐メロも好き、そんな彼女の取調室は決まって居酒屋。終わり方もスカットしていてとても良かったです。 2019/06/09
やな
6
最初に犯人の犯行を見せ、刑事がそれを追い詰めるコロンボ形式ミステリ。今作の主人公は女性刑事だが、その手の話は先に大倉崇裕さん著の福家警部補シリーズという巨大な壁があるため、二番煎じ感が否めない。読んでて何度も福家シリーズを読んでいる錯覚に陥った。じゃあ、つまらないのかと言えばとんでもない。読み始めたら、やめられない、とめられない。マジ、かっぱえびせん。面白いミステリは二番煎じでも面白いと再確認してしまった。2018/11/14
寿々喜節句
5
鯨統一郎の倒叙もの。ライトで読みやすい氏の空気感は健在。何やってもとりあえずの形になるのはすごいな。2016/04/30
へいがぁ
5
倒叙モノとしては一定のレベルに達しているように感じました。主人公のキャラ設定も面白いのですが、もっとオヤジ臭さを出してもらいたかったです。2015/05/08
