出版社内容情報
探偵・川庄が活躍する「吉祥寺探偵物語」シリーズ第5弾は、川庄の小学6年の息子・健人の恋物語から始まる。聞けば年上だという。なかなかやるもんだと感心する川庄に、シリーズ3作目『六つの希望』でコンビニを占拠した宮田から、吉祥寺一帯で振り込め詐欺の被害が広がっている話を聞かされる。事情を探る川庄は、あることに気づくが……。
内容説明
小学六年生になった息子の様子がおかしい。どうも恋をしているらしい。探偵である“おれ”が訊ねるとあっさり認めたが、彼女は間もなくイギリスへ引っ越すという。それでも告白するという息子に、おれは全力で応援することを告げる。一方、ある事件を通して知り合った老人から「知り合いが振り込め詐欺に遭った。何とかしたいので手伝ってくれ」との連絡が入る。おれは話をきくため、カフェに向かった…。東京・吉祥寺の町を探偵・川庄が今日も走る。個性的な脇役も光る書き下ろし探偵ミステリー。
著者等紹介
五十嵐貴久[イガラシタカヒサ]
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。2002年より作家活動に入る。以来、警察小説・青春小説・恋愛小説等、優れたエンターテインメント小説を発表する。また2015年1月より、東京の読売・日本テレビ文化センター荻窪で作家志望の方々へ向けての講座「作家道場」を開設(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Satomi
67
吉祥寺探偵物語シリーズ第5弾!!今回は川庄の息子、健人くん小学6年生の切ない恋物語!!息子のために必死になる川庄の親心が、なんだかね~微笑ましい♪前々作でコンビニを襲った宮田の恋もね~そして、まさかの夏川が!!続編が気になる~!!今作もまたご自身の作品「年下の男の子」「可愛いベイビー」をさり気なく、いや、あからさまにぶち込んでくるあたりの悪戯がファン心をくすぐる♪2015/12/10
Rin
62
ダサオくんに健人くん頑張ってるなぁ。としみじみしてしまうシリーズ5弾目。前作に引き続き、コミカルさに磨きがかかっている。随所に散りばめられている時代に合わせた人や漫画などのネタに、にやにやしていると、シリアスな展開に引っ張られてしまう。友人というものや、恋についての考え方。老人の力の大きさ、健人くんの直向きさが伝わってくる。親としてや友達に対する川床さんの考え方には、素敵だなぁと思える部分がある。色々つまっていたけれど、コミカルさと、川床さんや周囲の人たちのアクの強すぎるキャラで軽~く読めるシリーズです。2018/12/02
くろにゃんこ
59
駆け抜けるように読めます(笑)テンポよく、最近の流行のネタも取り込みつつの内容ながら、かなり強引な話の展開・・・ありえないでしょ~じいさま方!そしてダサオ(-_-;)今回は息子くんの恋バナもあって盛りだくさんのジェットコースターのようでした。2015/06/23
すい
56
とにかく、子供も老人も(ダサオまで)恋の花を咲かせている第五弾なのだが、今回の川庄は探偵らしい行動はしていない。振り込め詐欺のあれやこれやを探ったのは老人ネットワーク(これ、凄すぎる)だし、後はいつも通りにのらりくらりと健人の恋を見守っているだけ。だが、そこがいいのだ。思春期の息子の恋を応援する中年オヤジ。なんだか泣かせる。最後は思いがけず健人の信頼を失いそうになる川庄だが、やっぱり親子の絆は強いね。どんどん良くなっていくね、このシリーズ。次が今から楽しみ!→2015/06/17
そうたそ
55
★★★★☆ 早くもシリーズ五作目。今回も200ページほどの長さだったが、間延びしないストーリーには今まで以上に面白さが凝縮されていたように思えた。今回は、詐欺グループによる振り込め詐欺と、健人の恋の話がメイン。今まで登場回数の少なかった健人がようやくメインとして登場してくれてファンとしては嬉しい限り。冒頭でのダサオが金髪ギャルに恋するエピソードも面白かったが、こちらはあっさりと終わってしまった。再登場に期待。全体としても面白いが、何と言っても後半の畳み掛けるような展開は流石の一言。大満足の一冊だった。2015/06/22




