双葉文庫<br> 残花繚乱

電子版価格
¥561
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

双葉文庫
残花繚乱

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575517538
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

西田りかは、上司の柏木荘太に惹かれ、不倫関係になった。それを知った荘太の妻、美津子はりかに接近し、見合い話を持ちかける。相手に選んだのは一人娘の美羽が兄と慕い、家族ぐるみのつき合いをしている落合圭一だったが、思惑は一人歩きを始め、それぞれの思いは変化し、その先には予想もしない展開が―。愛憎、嫉妬、プライド。女たちの内面を艶やかにリアルに描く、傑作情愛群像。

著者等紹介

岡部えつ[オカベエツ]
1964年、大阪府生まれ。群馬県育ち。2008年に第3回『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、翌年に受賞作を表題とした短編集『枯骨の恋』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えりこんぐ

72
岡部えつさん初読み。不倫をする男女、夫の不倫相手にお見合い話を持ちかける妻...その他諸々、入り乱れてのドロドロ劇で面白かった笑 諸悪の根源は荘太だよね。この人はもう病気としか思えない。2019/02/15

じいじ

53
「残花繚乱」の表題に興味あって衝動買い。岡部えつはアンソロジーの「果てる」で短篇を読み、気になっていた作家だった。一組の中年夫婦と30代三人の女性を軸に物語は展開する。表題通り、登場人物が複雑に絡み合って、愛の花が咲く。時々、共感・感動はできないが、小説としては面白い、という本に出会うことがある。本作はまさにそれだ。三者三様のキャラの違いがうまく描かれている。随所に女の本音と建前が垣間見えるのも面白い。濡れ場を描かずに、不倫、浮気のストーリーをこれだけおもしろ楽しく仕上げる岡部えつは、今後も注目したい。2015/06/09

しょーくん@本棚再編中

53
★★★★★★☆☆☆☆ドラマ化きっかけで読んでみました。複雑に絡み合った大人の女性の群像劇でした。女の怖さを存分に味わえました。ドラマを最初から見ておけばよかったと思いました。2015/02/15

抹茶モナカ

41
「よく書けてるなぁ。」と思う部分と、『繚乱』というより人間関係の密度が濃すぎるだけだろうと思う部分と、不思議な小説。美羽という少女にだって、最終章で映画の役柄とは言え、近親相姦のシーンが予告されているので、肉体関係の連鎖は徹底している。中年については、よく書けている、と思いました。2014/12/29

fwhd8325

34
病院の検査待ちの間にさくっと読みました。私には、関わり合うこともありませんが、女の世界は、立ち入りたくない。2018/03/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9083033
  • ご注意事項