内容説明
弟を守らなければならない―。ある夜、弟と留守番をしていた14歳のしのぶは、誰かが忍び込もうとしているのに気づく。ガラスの割れる音、そして、ゆっくりと階段を上ってくる音。しのぶがとっさに大声を上げて突進すると相手は階段を転がり落ちていった…。死んだ男のそばには、大きな袋に入ったたくさんのオモチャ。彼は一体、何をしようとしていたのか?一方では、消えた男を捜して悪人たちが一斉に動き始める。姉弟に忍び寄る魔の手と、巧妙に仕掛けられた罠。二人は襲いかかる命の危機から脱出できるのか!?長編ミステリーの傑作!
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。桐朋学園高校卒業。76年「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2005年には第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やも
80
中学生のお姉ちゃんと小学生の弟が別荘で留守番している最中、何者かが家の窓を割って入ってきた!!泥棒だと思った2人はソイツをうっかり殺しちゃう☠️💥姉弟は隠蔽を図るが、大きな袋を持ったこの男の死体は一体何者なのか…!?▶そんな簡単に物事進むかーい☝️💦随所でこう思ってしまうシーンあり。読みながらこう思っちゃうと、あまり入り込めなくなるのよね。損な読み方してしまってるってのは自分でも分かってるし歯がゆいんだけど、この性格はどうしようもない😞★22022/12/15
さゆゆ
41
初赤川さんでしたが、失敗した感があります。1999年の本ですが、中学生の会話が80年代のトレンディドラマ?のようなノリでなじめませんでした。推理内容も少なく、中学二年生が大学生と恋するとは、セーラームーンの恋愛事情そのままでした。あの時代はそっちの年の差が流行ったのでしょうか?しかし私自身、メールすらしなくなってしまった今の中学二年生のことはあまりよく分かっていないので、人のことは言えませんね。2017/06/07
Kana
21
大好きな赤川次郎さんの作品ということもあり一気に読了。読みやすかった。弟を守ろうとするしのぶには感心した。しのぶの恋は苦いものになったけ、どこれから先に素敵な恋ができるといいな。2021/05/30
たぁ。
14
軽い本が読みたくて、赤川次郎作を二連続してみましたが、ここでストップ。ストーリーより何より、みなさん、簡単に不倫しすぎです。しのぶと哲也は不倫では、ないとしても、岐子とお父さんや、お母さんとだんなの部下等々、男女のへんな会話にも辟易。2019/12/18
蕭白
10
思ったより殺される人が多くて・・・。2018/12/24
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