• ポイントキャンペーン

双葉文庫
白戸修の狼狽

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575515800
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

なんとか中堅出版社に就職した白戸修。事件とは無縁な生活を送っているかと思いきや、鬼門である中野で、またまたトラブルに巻き込まれていた。でもやっぱり困っている人は見過ごせないし、人の頼みも断れない。クスッと笑えて、ほろっと泣けるハートウォーミングなミステリー、待望のシリーズ第二弾。

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年京都府生まれ。学習院大学法学部卒業。97年「三人目の幽霊」が第4回創元推理短編賞で佳作となり、98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

51
白戸クンの受難は就職してからも続く…と、云っても就職先の話ではない。あの“中野駅”である。彼が中野に足を向ける都度、様々な事件に捲き込まれてしまう。落書き、会場設営、盗聴、フィギュア、アイドルと現代社会のあれこれを抱え込んだ厄介事が「おいでおいで…」と、手招きしているのだ。そしてそれらの事件は優しい彼が加わることでハッピーな解決に導かれているのだ。2020/01/29

hirune

50
白戸修が中野に行くから事件が起こるのか、事件が白戸修を中野におびき寄せるのか?大学を卒業してほとんどブラックっぽい出版社に就職してこき使われ、休みともなれば中野で理不尽な事件に巻き込まれ酷い目に多々合う日々を送っている白戸修くん。持ち前の推理力と抜群の運の良さで今回もなんとか切り抜けてました!ところで「ラリー」に出てきた宇田川探偵、えらくかっこよかった♪また出てこないかしら^ ^2017/05/02

ち~

33
シリーズ2冊目。今作では、就職し社会人となった世界一のお人好し男・白戸修。上司の命令で向かった先の住宅街での缶スプレーによる落書き、先輩に頼まれたコンサート会場の設営、偶然ポーチを拾った為に盗聴バスターズに声をかけられ、買い物に出かけては怪しいスタンプラリーに、そして再びコンサート会場で…面倒ごとに付き合わされた挙句、事件に巻き込まれる短編5つ。うちの近くに『中野駅』が無いのが残念でならない。2019/07/07

はやっしー

32
白戸君シリーズ第2弾。相変わらずのお人好し加減が見事過ぎて心地好いくらい。頼りないとかって言われるけど、何気に頼れちゃう不思議な青年な白戸君は、本作でも本人の意思とはうらはらに大活躍。各短編どれも面白いですが、《ラリー》が好きです。宇田川さんが素敵。あと仙道先輩も憎めない愛すべきキャラクター。白戸君の家の合鍵まで作っちゃうんだから(笑)気になるのは長野県の中野駅に行った白戸君が果たして無事だったのかどうか。やっぱり何かに巻き込まれてるんだろうな。2016/09/30

こにゃ

28
白戸君シリーズ第二弾。社会人になっても巻き込まれてました(≧∇≦)b前回に比べ、若干落ち着いた感じがありますが、基本はバタバタと進んでいきます。大倉さんの別作品に登場する人物の名前が出てきた時には、密かにニンマリ。前回のスーツは健在でしたが、スリのお姉さんが出てこなくて、少し残念です。白戸くんには申し訳ないのですが、全国の中野駅に出張して頂いて、また東京とは違った中野駅での事件にも、巻き込まれて頂きたいです☆2013/06/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6797274
  • ご注意事項