内容説明
将来は動物に関わる仕事がしたい、トモはそう思って大学を決めた。「いっさい女らしさを捨てる」「一つのことをやりきる」と心に誓い、空手道部に入部する。つなぎを着て子牛の世話をし、道着に着替えて空手の練習に励む日々。そして不器用な恋も始まって…。現役獣医学生の著者が描く、青春満喫度１００％のキャンパスライフストーリー。
著者等紹介
片川優子［カタカワユウコ］
１９８７年東京都生まれ。２００４年、中学３年生のときに書いた『佐藤さん』で第４４回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。現在、大学の獣医学部に在籍（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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takaC
66
なんとなく似たような小説を読んだことがあるけど何だったか思い出せないなとモヤモヤしたまま読み終えたらどうやらそれはこの小説の単行本版だった。なんてこと！そんなに印象の薄い話だったか！？確かにそうかも・・・2016/03/11
ぶんこ
44
動物学科と空手、両方に興味があったので読んだのですが、少し触れられてはいましたが、メインは恋愛と部活一直線のトモさん。 部活に一生懸命なのには好感を持ちましたが、辞めたい人を引きとめようとしたり、彼のお誕生日よりも部活の飲み会優先には疑問を持ちました。 楓君が可哀相でした。 お姉さんとの一件から頑なになっているのでしょうが、共感はできませんでした。2015/09/10
ジンベエ親分
41
麻布大学の獣医学部生が在学中に書いた小説。作者も空手部なので、主人公のトモとは学科が違う（トモは獣医学科ではない）以外はかなり重なるのだろうな。「女らしさを捨て去る！」ために空手部に入った割にはさっそく恋をするトモだが、そりゃ春機発動だからな。性ホルモンには逆らえまい(笑) それにしても「キリンの目をした男」に惚れるとは(笑) そこは分からんわ(笑)キリンの目って、いわゆる"空洞っぽい"虚ろな目だぞ？(笑) ま、それはともかく、描かれているのはいかにも10代の青臭い悩みだが、その青臭さがいいな、と思った。2018/05/08
coco夏ko10角
30
シリーズ第1弾。著者が獣医学部・空手部だったということでリアルな部分が面白い。楓くんとの恋愛はこの年頃のこともあるしね…。栄くんとどうにかなりそうだけどどうだろう。トモの成長に期待。2016/08/21
ソラ
28
銀の匙を読み始めてとても面白かったので、同じく動物関係の作品が読みたくなって購入した作品。ただ、どっちかというと畜産関係の事よりも恋愛や部活など青春的な話が多かったかな。2013/08/15
