内容説明
かつて甲子園を沸かした堂本圭次郎が老夫婦殺害の容疑で逮捕された。人権派弁護士の新田は明快な推理と巧みな法廷戦術で冤罪を明らかにしてゆく。そんな中、堂本の有力な支援者のひとりが、別の殺人事件の容疑者となった!二つの事件には何か関連があるのか!?驚愕の法廷ミステリー。好評、検事・沢木正夫シリーズ第二弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京生まれ。データベース会社勤務のかたわら執筆した『原島弁護士の処置』でオール讀物推理新人賞、『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞、『絆』で第41回日本推理作家協会賞長篇賞を受賞。法廷ミステリー、時代物など、幅広いジャンルで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もり
7
シリーズものは1巻から読まないとダメなんだ!と、改めて認識した一冊。性格や人間関係は1巻で既に確定。飛ばしていたら取り返しがつかなかった。作品中で取り扱う事件自体はさほど難しくないが、それを面白く読ませる工夫は及第の出来映え。主人公がスーパーマンではなく、悩み、迷いながら自ら進むべき道を見いだすという点で感情移入もしやすい。ですが、そもそも「検事」を主人公に据えた意味のようなものが若干希薄に思える。犯人や被害者等との関わり合いについて、警察小説との明らかな差異が見当たらない。その点は次巻に持ち越しかな…2016/04/13
ハートランド
5
何故 新田弁護士が・・・ 過去があるとはいえ 2014/11/09
若作りのオバちゃん
5
悲しい結末ではあるが、人間味のあふれた主人公の思いに触れ読了感は良かった。2013/12/22
hinasaki
3
とても読みやすい。王道社会派的な感じ。そんなに固苦しくない。ウィキペディアで見たせいか、2時間ドラマぽくみえて、しかたない(笑)2016/09/25
ひろみ
2
第三の容疑者という題はそういう意味でしたか。つらい!2014/09/29