内容説明
失恋旅行先で青年と体を交えた女が、男を魅了するフェロモンを発していることに気づく「股旅ＯＬ」、男が女の琴線に触れる言葉を浴びせて諍いとなるが、祭りの場で縒りを戻す「おかめとひょっとこ」、人妻が別離の諦観と悲哀に包まれながらも不倫相手の刻印を永遠に体に残そうとする「お別れ花火」など、旅先での性愛を綴った書き下ろし旅情官能短編集。
著者等紹介
草凪優［クサナギユウ］
１９６７年、東京都生まれ。日本大学芸術学部中退。シナリオライターを経て、０４年『ふしだら天使』（双葉文庫）でデビュー。以後、精力的に話題作を発表し、現在、若手を代表する官能作家として注目されている
霧原一輝［キリハラカズキ］
１９５３年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。北関東の地方都市在住
橘真児［タチバナシンジ］
１９６４年、新潟県生まれ、９６年『ロリータ粘液検査』（マドンナメイト文庫）でデビュー。その後、教員をしながら数々の作品を発表しつづけたが、２００３年から専業作家となる
菅野温子［スガノアツコ］
静岡県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。１９９１年、スポーツ紙の連載でデビューする。以後、女性の立場で性愛小説の執筆に取り組み、女の本音を盛り込んだセックス描写の開拓に努める
柏木春人［カシワギハルヒト］
東京都生まれ。幼いころから父親の仕事の都合で全国を転々とする。日本最果ての地の大学を卒業後、いったんは某有名企業に就職するが、作家への夢を断ち切れずに脱サラ。２００８年、『淫乱保健教師』（マドンナメイト文庫）でデビュー
深草潤一［フカクサジュンイチ］
埼玉県生まれ。立命館大学卒。出版社勤務時代に数多くの官能小説を担当・編集。自らも執筆活動を始め、後に官能作家としてデビュー
緋色煌二［ヒイロコウジ］
１９６６年、神奈川県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。緋色煌二名義や真島雄二名義では、主に本格的な官能小説を執筆。また、深町薫名義で、美少女ゲームのノベライズやオンライン小説を発表している
柚木怜［ユズキレイ］
１９７６年、京都府生まれ。京都府立朱雀高校卒業後、東京の出版社に勤務。３０歳の時、『週刊大衆』の連載小説『白衣の濡れ天使』で官能作家としてデビュー（改題され『惑わせ天使』として双葉文庫に収録）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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