内容説明
松尾象山と力王山は深夜の神社でついに相まみえた。人間の肉体がここまでのことをするのか…壮絶な二人の闘いは、見ていた巽真をただ、震えさせた。時は変わり、スクネ流のことを嗅ぎ回っていたブラジル人・マカコが姫川勉と接触する。それを聞いた象山は姫川のもとを訪れ、驚くべき現実を目の当たりにする。再び現れた堤城平、新たに登場した磯村露風、力を秘した強者が出揃い、そして物語は「新・餓狼伝」へ―。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年神奈川県生まれ。77年、SF文芸誌『奇想天外』にて「カエルの死」でデビュー。89年「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞、98年「神々の山嶺」で第11回柴田錬三郎賞を受賞。「魔獣狩り」「陰陽師」シリーズなどで人気を博す。月刊誌『小説推理』(小社刊)にて「新・餓狼伝」と「東天の獅子」を連載中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masaaki Kaneda
8
とりあえず第1部終了 余韻を持たすうまい終わり方です 新は3までは出てるみたいなので引き続き読んでいきます 2017/05/12
maqiso
4
力王山の血みどろの闘いやヘンダースンのただただ殴り続けるスタイルも面白くはあるが、本筋の謎の古武術の話が進まないな。2023/10/24
史
3
新たなる幕開け。そして。2022/10/12
ひろ
2
最後の13巻。主役の丹波がよくわからん状態。 この巻は松尾象山VS力王山は、力王山が頭蓋骨割れて自分で脳触ってるし正直引く。あと、堤とヘンダーソン戦もボコボコすぎていやだ。この巻は、暴力すぎてやりすぎ。松尾象山のセリフがしびれる。この世には2種類の人間しかいない、この松尾象山と松尾象山より弱い人間の2種類さ!。。 続きの 新飢狼伝探さなきゃ・・2015/04/23
文麿
1
Kindle Unlimited。松尾象山対力王山決着。新勢力も生まれて物語は更に複雑に? 次巻からは題名の頭に『新』が付く。ただ、Kindle Unlimitedには出ていないので続きを読むのは大分後になるかも? ここまで一気読み。楽しい時間を過ごせたことをこの場を借りて感謝。2024/03/10
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