内容説明
黒部研吉は花山商事の営業マン。だが上司からは月給泥棒といわれ同僚や後輩には無視される、典型的なダメサラリーマン。しかし、研吉は新宿の雑踏で遇然知り合った蓮香竜と名乗る中国人から、秘かに中国四千年のマル秘閨房術の特訓を受けていたのだ。そして、女をひと睨みするだけで欲情させ、言うことをきかせてしまうという、羨ましい技を会得した。
感想・レビュー
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ikuyam
2
冴えない中年のサラリーマンがある日偶然手に入れた閨房術（房中術）と言う性技を使って成り上がっていく エロがメインの伝奇小説。とは言え、菊地秀行なので、気をベースとしたカンフーアクションも織り交ぜ、 なかなか楽しめた（ただこの本はあくまでアクションよりもエロが中心）。1冊完結なので、ストーリーの所々が 端折り過ぎな感じで、もう少し長編で楽しみたかった。主人公が別の同じテーマのシリーズも出ているので、 興味のある人はそちらもお勧めします。2020/09/22
