内容説明
技の研磨に血を流し、死闘を求めた丹波文七が、突然姿をくらました。文七になにが起きたのか?格闘技日本一を叫びたてる実戦空手“北辰館”の猛者が、東北で3人、四国で1人朱に染まった。黒のトレーナー、スニーカーの大男が、その都度闇に消えたという。人々は丹羽文七を想い描いた。しかし現われた文七は…?文七の新たな闘いが始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
34
1巻で水入りされた好勝負をほったらかしにして、次々現れる猛者たち。空手側の総帥、モデルはゴッドハンドな人物により今後の方針が示される。そのための各個紹介的メイクマッチ(野シ合)が始まる。嘗て倒した相手に稽古を受ける主人公。殺し合う相手に憎しみも恨みもない、ただ相手が強いから、そして勝ちたいから。全力を試させてもらえた相手に遺恨は生まれない心理が、多くは弱者たる読者に理解出来るように描かれている。対して関節技のイメージはつきにくいかも。その手の動画や、試合を手軽に視聴できる現代の方が、当時より相性がいいか。2025/11/22
對馬 正晃
7
何も考えずに楽しめる作品。長い説明描写も少ないのでサクサク読めますね。板垣恵介版のマンガ「餓狼伝」を先に読んでいたので、キャラクターのイメージが掴みやすいのも一助になりました☆2025/02/04
maqiso
4
トーナメントに向けて力を使いたい人が集まってくるの面白い。藤巻の動機の書き方に時代を感じる。2023/04/25
史
3
狼は眠れど世間は目覚める。絡みつく牙との遭遇。2022/09/14
カザリ
3
昔は大好きだった。今はすこしすき。艶のある色気のある、しっとりとした艶かしい文体だと思う。アクションシーンの参考に。2013/02/10




