内容説明
連日連夜、日本全土は敵の空襲にさらされ、大都会は片っぱしから焼土と化していった。戦争はいつまで続くのであろうか。緊迫した時局の中で二等兵は悪あがきもせず、流水浮雲の心境であった。閉ざされた軍隊社会の底辺から一兵隊がみた“戦争”と“人間”を軽妙酒脱なタッチで描写した不朽の名作。〈五里夢中の巻〉〈南方要員の巻〉に続く最終巻。
連日連夜、日本全土は敵の空襲にさらされ、大都会は片っぱしから焼土と化していった。戦争はいつまで続くのであろうか。緊迫した時局の中で二等兵は悪あがきもせず、流水浮雲の心境であった。閉ざされた軍隊社会の底辺から一兵隊がみた“戦争”と“人間”を軽妙酒脱なタッチで描写した不朽の名作。〈五里夢中の巻〉〈南方要員の巻〉に続く最終巻。