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出版社内容情報
親の借金のカタとして「ヤクザ組織」に臓器を売られ、実験用の改造手術を施された男・モーガン=グレイ。突如、全てを失った彼の前に現れたのは、少数種族の生き残りの女・リサ。協力して「組織」からの逃走を試みるも、金目当てに盗んだカバンの中には「赤ん坊」が入っていて!?12年間に及ぶ、逃避行が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
18
「あと一歩、そばに来て」の短編集が好みだったのでこちらも。借金のカタに臓器をとられてサイボーグ化?されたモーガンと、借金取りに囚われてたリサ(美人だけど触角生えてる)が組んで逃亡。ひろった赤ん坊・ボズと3人で泥棒暮らし。勢いあるロードムービー的なお話。ボズかわいい。2022/08/27
ネロ
10
こ、これは…物凄い熱量を感じます。 社会の底辺で使い捨てられそうになってる崖っぷちの主人公たちが、コンチクショウと足掻いている物語です。酷い境遇だけど不思議と悲愴感はなくて、ここからだ!って応援したくなりますね。絵も荒削りだけど骨がしっかりしてて上手い!聞けばデビュー作なんですね。初めて描いた漫画で、しかも主婦の方が?こんなに豊かな表現力で、魅力的なキャラクターで、世界観で生き生きと描かれるなんて、きっとこの方の心の中にはたくさん物語があったんだろうなと胸が熱くなりました。彼らの12年間を見守りたい!2022/03/24
s_s
7
奪われた男、残された女、隠された赤子、社会の隅に追いやられた者たちの逃避行。キャラの表情がとても良き(特にリサの)。非人道的な「工場」を運営する「組織」からの追手を振り切って、どうか逃げきってくれ、と願うばかり。発売日を見逃してたのは悔しいけど、2巻が出る前に追いついてよかった。期待してます。。2022/03/14
∃.狂茶党
6
同人誌として発表した作品を、手直ししてのプロデヴュー作品。 最初の作品とは思えぬほどの大胆さ。 技術的なはまだ拙いところがあり、単行本で加筆された部分はあからさまに絵が上手くなっている。 本作はSFノワールのようである。 裏社会、犯罪の世界での活劇。 まだSF要素についてはなんとも言えないが、そっち方面の仕掛けも十分練り上げて取り組んだのだろうなと思わせる。 同人誌系統からすごいのが出てきたって言えば、士郎正宗などを思い出すが、それクラスの大物なんじゃないのかこの人。2023/06/28
コリエル
5
敢えて言葉にしないからこそ、確かに存在するものを描いていきたいか。主人公たち3人は成り行きで一緒に逃亡することになって、まだそんな無形の何かが生まれるところまでは進展していないので、これから生まれる絆に期待したい。2022/01/20
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