出版社内容情報
鉄道写真家、紀行作家として活躍する著者が「昭和」を感じさせる情景を切り取ったフォトエッセー。2006年から約3年間、「日本経済新聞」紙上で連載された紀行文を改題、加筆して編集した1冊です。当時撮影したものから、再訪して収めた風景など、タイトルの「昭和100年」にふさわしい写真とともに、繊細な描写で綴られるエッセーです。
内容説明
昭和100年を迎えてあける「じいさんの玉手箱」。電車、建築、流行歌に映画やお菓子。そして、出会ったたくさんの人々…時代を彩ったあれこれを写真とともに振り返る。そこには忘れかけていた生活と取り残されたような思い出がある。鉄道写真家がカメラ片手に昭和を旅する紀行エッセイ。
目次
第一章 昭和元年~19年 昭和モダンの幕開け
第二章 昭和20年~29年 復興と再生の時代
第三章 昭和30年~34年 希望とともに始まる新しい生活
第四章 昭和35年~39年 躍進と国際化のきざし
第五章 昭和40年~49年 広がる豊かさの実感
第六章 昭和50年~63年 豊かさが変化し始めたとき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ビーグル犬大吉
2
個人的に昭和本は大好き。子供の頃、団地に住んでいたので「団地の生活」は実体験そのもの。「デパートの大食堂」「ジュークボックス」は懐かしい。お子様ランチもだけど、その日は特別でチョコレートパフェとか食べられた。「温泉のスマートボール」は実際、四万温泉でやったことがある。新幹線と言えばやっぱり、0系である。大阪万博の時、初めて新幹線に乗って200キロのスピードに狂喜乱舞したことを憶えている。余談だが「餘部橋梁」は、NHKドラマ「夢千代日記」のオープニングに使われていたことを憶えている。昭和の時代、最高ですね。2025/08/29
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