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出版社内容情報
芥川・大江賞作家・長嶋有の小説を、6人の旬な女性作家が一堂に会し漫画化します。
「あした死ぬには、」の雁須磨子が「三の隣は五号室」を
「凪のお暇」のコナリミサトが「もう生まれたくない」を
「トクサツガガガ」の丹羽庭が「今も未来も変わらない」を
「メタモルフォーゼの縁側」の鶴谷香央理が「問いのない答え」を
「ご成長ありがとうございます」の三本阪奈が「舟」を
「往生際の意味を知れ!」の米代恭が「三十歳」を描きます。
発売にさきがけて、収録作品を11月よりwebアクションにて順次配信します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
79
51冊目『いろんな私が本当の私』(長嶋有 原作、雁須磨子/コナリミサト/丹羽庭/鶴谷香央理/三本阪奈/米白恭 著、2023年11月、双葉社) 芥川賞作家・長嶋有の作品を漫画化するというアンソロジー企画の第2作。今回は6人の人気女性漫画家が、それぞれ女性を主人公とした物語を描く。 お気に入りは雁須磨子が手がけた「三の隣は五号室」。アパートの一室に着目し、住人の移り変わりの様を描いていくという発想が面白い。 〈私 小学生の時 人殺しちゃったん だけどさ〉2024/04/12
ネギっ子gen
52
【原作者の願い通り、元小説の方も読みたくなった😉】長嶋有の小説を6人の女性漫画家が漫画化(米代恭『三十歳』、三本阪奈『糸』、丹羽庭『今も未来も変わらない』、コナリミサト『もう生まれたくない』、鶴谷香央理『問いのない答え』、雁須磨子『三の隣は五号室』)。『もう生まれたくない』:<誰にも言わないままの言葉を、いつか私はしたためる。亡くなった人に、友達だと思っている人に、当たり前の後悔とか言語化できないこの気持ちを、ただ、したためる。だって私は、今でもすごく傷ついている。だから、したためて港を待つ>と――。⇒2024/12/15
たまきら
49
読み友さんの感想を読んで。長嶋有さんを読んだことがなかったのですが、男性が原作だが女性が主人公な短編を女性漫画家がコミカライズする、というアイデアが面白かったです。特に印象に残ったのは「今も未来も変わらない」と、「もう生まれたくない」かな。第1弾も探してみます。2024/07/02
天の川
43
6人の漫画家さんが長島さんの作品をリスペクトし、自分の中で昇華し描いた作品はそれぞれとても味わい深く、余韻を残す。長島さん御本人による漫画作品の解説も興味深い。特に後半3作が好き。事故で夫を亡くした女性が酒浸りになりながら夫や友人との会話を反芻する『もう生まれたくない』、被災した女子高生と女性小説家のネットを通じての言葉遊び『問いのない答え』、アパートの元の住人達の記憶が交錯する『三の隣は五号室』。実のところは長島作品、未読。このコミックに出会って、とても読みたくなった。2024/12/25
ぶんこ
39
少しずつ読んだのですが、白黒の漫画が苦手だからと気付く。読む前から身構えていたようです。読んでいて意味がよくわからず、私どうしたのかな!状態。続けて読むことが出来ず、やっと今年中に読めました。2024/12/31