夜明けまえ、山の影で―エベレストに挑んだシスターフッドの物語

個数:
電子版価格
¥2,420
  • 電子版あり

夜明けまえ、山の影で―エベレストに挑んだシスターフッドの物語

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月14日 08時42分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 512p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575317640
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0098

出版社内容情報

2016年、エベレスト。最も暗い夜明けまえ。性暴力の記憶の影を振り払い人生を取り戻すため、女たちはこの山を歩いた。
過去から、未来から、女たちの声が響き合う。連帯と共助の登山記。

「シルヴィアは戦士だ。その力強く温かい声は、彼女がいかに人生における最悪の瞬間から立ち上がり、誰かの標になろうとしてきたかを物語る。この本は弱さ、共感、無私の心がもつ力の証明だ。ここに描かれた、彼女が手にした強さと勇気に敬意を覚える」
--セレーナ・ゴメス(俳優、本書原作映画主演)

幼少期の性的虐待や父による支配が少女に落とした影。
それはやがて、さらなる苦悩と喪失を連れてきた。
人生を取り戻すために登山家となった彼女が挑んだのは、同じ性暴力サバイバーの女性たちとエベレストを歩く旅。互いの心の傷を差し出しあい、守りあうことで得た力を手に、彼女はそのままひとり、この母なる山の頂上へと向かう。凍てつく吹雪、世界の果てまではびこる男性至上主義、そして幾たびも訪れる死線。その先に見た光景とは--。
オープンリー・レズビアン初の七大陸最高峰登頂者が実体験と半生を綴った、心震わせる極限のシスターフッドの記。
Silvia Vasquez-Lavado “In the Shadow of the Mountain”の完訳。

内容説明

幼少期の性的虐待や父による支配が少女に落とした影。それはやがて、さらなる苦悩と喪失を連れてきた。自分の心を救うために登山家となった彼女が挑んだのは、同じ性暴力サバイバーの女性たちと行くエベレストへの旅。互いの心の傷を見せあい、守りあうことで得た力を手に、彼女はそのままひとり、この母なる山の頂上へと向かう。凍てつく吹雪、世界の果てまではびこる男性至上主義、そして幾たびも訪れる死線。その先に見た光景とは―。オープンリー・レズビアン初の七大陸最高峰登頂者が実体験と半生を綴った、心震わせる極限のシスターフッドの記。

目次

チョモランマ
一九八〇年ペルー、リマ
二〇一六年ネパール、カトマンズ
日曜日の獲物
ヒマラヤへ
ペンシルヴェニア州、ランカスター
リダム
トップ・シェルフ
私たちには力がある
過去のない女
ともに歩む
崩れゆくとき
テストステロン
万里の長城
エベレストのふところ
別れ
静寂の谷
デス・ゾーン
安息の地

著者等紹介

ヴァスケス=ラヴァド,シルヴィア[ヴァスケスラヴァド,シルヴィア] [Vasquez‐Lavado,Silvia]
1974年、ペルー生まれ。30代から登山を始め、2006年のキリマンジャロを皮切りにエルブルス(2007)、アコンカグア(2014)、コジオスコ、プンチャック・ジャヤ、ヴィンソン・マシフ(2015)、エベレスト(2016)、デナリ(2018)に登頂。世界七大陸最高峰の登頂に成功した初のオープンリー・レズビアンである。性暴力被害者の回復を支援するNPO“カレイジャス・ガールズ”主宰者として、さまざまな社会活動や講演も行う

多賀谷正子[タガヤマサコ]
英語翻訳者。上智大学文学部英文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

26
悩み苦しみは吐き出すことですっきりするが、性被害はたいがい家族に信じてもらえない。著者の場合も同様だった。苦しみから抜け出す方法として著者が選んだのは、同じ性暴力サバイバーの女性たちとエベレストを歩く旅だった。エベレストは別名チョモランマとも言う。チョモランマは母の意だ。実際の母親には抱きしめてもらえなかった女性達は、物言わぬ母に抱きしめてもらうことを願ったのだろうか。いや、抱擁というより、登頂記を読むと、やはり挑戦の意味合いが強い。自身の精神を到底適いそうにない存在にぶつけにいった印象を持った。2023/01/04

くさてる

25
自分は登山の経験も無いし、興味もあまりないのだけど、極限状態に陥った人々の心理や冒険に向かう行動などには関心があって、時々登山の本を手に取る。この本も副題だけ見て読んだのだけど、登山を通して、これまで生きてきた糧を振り返る著者の肉声を感じる文章に圧倒された。癒しと復活、心の傷と生きることを考えた。わずかですが、日本の女性登山家について触れる箇所もあります。ただし、性虐待の描写があるので駄目な人は注意を。2023/04/19

よしじ乃輔

10
女性チームの登山記録と思い読み出しましたが、人身売買や幼少期の性的虐待などを乗り越える為にエベレストトレッキングに挑む旅。そして、著者はその後頂上を目指してゆきます。死線をくぐりながらの登山記録と著者の半生を綴った手記。母という意味を持つ山で心が解ける場面が過去をも含めこれからの人生を歩む姿を彷彿とさせてくれました。2024/02/01

ぱせり

8
なぜ被害者が罪の意識に苦しまなければならないのか。告発の声をあげようとするだけで脅されなければならないのか。家族がなぜ恥を感じてしまうのか。山の影の大きな暗がりは、身を隠す場所というより、自分を解放するようにと手招きをしている場所だった事、影はこちらを覆い隠すものではなく、仲間であり、わが家である事に気づく。2023/03/06

むさみか

6
いやぁ 山の話も人生の話も ものすごい迫力 しびれるような本でした 人によって 琴線に触れる部分は 違っても 困難を乗り越え 内なる自分 自信を取り戻していく勇気 彼女はまさに ヒーローでしたね エベレストは想像以上に厳しく 登山のパートだけでも 手に汗握りまくり 心臓が痛かったです 2023/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20305068
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品