セックスロボットと人造肉―テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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セックスロボットと人造肉―テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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  • サイズ 46判/ページ数 427p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575317367
  • NDC分類 504
  • Cコード C0076

出版社内容情報

「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。
それはテクノロジーの、最後のフロンティア。

高性能AIを搭載し、あなたの欲望をすべて叶えるロボットは「完璧な伴侶」になりうるか?
人工で培養した肉は動物たちの権利を守り、気候変動を防ぎ、地球を救うだろうか?
妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか?
人間にとって「満たされた、完璧な死」とは何なのか……?

科学と倫理の境界でゆらぐ、21世紀の性、食、生、死。生命倫理、暴走する資本主義、ジェンダーとフェミニズム、気候変動、管理社会、ウェルビーイング……様々な命題が複雑に絡み合う最新技術開発の最前線で、気鋭のジャーナリストがその進歩や課題、あるいは華やかなシリコンバレーの起業家たちをはじめとしたプレイヤーの虚実を5年にわたって現場取材し、21世紀の「人間性」のゆくえを考察した、グレーな近未来ガイド。
Jenny Kleeman “SEX ROBOT & VEGAN MEAT - Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death”の完訳。

内容説明

「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。それはテクノロジーの、最後のフロンティア。人間性の根幹ともいえる領域に、科学はどこまで介入を許されるのか?そして、科学にすべてを委ねたとき、私たちはどう変わってしまうのか?生命倫理、資本主義、ジェンダー、地球環境、ウェルビーイング…様々な命題が絡み合う先端技術の現場とそのプレイヤーたちを取材しその虚実と21世紀の人間性のゆくえを問う、グレーな近未来ガイド。

目次

01 セックスの未来―「完璧な伴侶」よ、眼ざめよ(「魔法が生まれるところ」;幻想のパートナー;「ロボットなら痛くもかゆくもない」;人のようなモノ、モノのような人)
02 食の未来―クリーンな肉、クリーンな心(牛の強制収容所;肉を愛するヴィーガン;あっちの水はにがいぞ;支配欲の味)
03 生殖の未来―母胎のいない子どもたち(妊娠ビジネス;バイオバッグ;非の打ちどころのない妊娠;「もう女に用はない」)
04 死の未来―機械仕掛けのメフィスト(死のDIY;「自殺界のイーロン・マスク」;「完璧な死」とは何か)

著者等紹介

クリーマン,ジェニー[クリーマン,ジェニー] [Kleeman,Jenny]
イギリスのジャーナリスト、ドキュメンタリー製作者。『ガーディアン』『トータス』『タイムズ』『サンデー・タイムズ』に記事を執筆。これまでBBC One「パノラマ」、チャンネル4「ディスパッチーズ」、HBO「ヴァイス・ニュース・トゥナイト」の記者として活動したほか、チャンネル4「アンレポーテッド・ワールド」で13のドキュメンタリーを製作。現在はタイムズ・ラジオ「ブレックファスト」の司会(金曜~日曜日)を務めている。『セックスロボットと人造肉―テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか』が初の著書となる

安藤貴子[アンドウタカコ]
英語翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

68
著者は、イギリスのジャーナリスト、ドキュメンタリー製作者ということで、分かりやすく興味深く書いてくれている。やや著者の<健全な>価値観、常識に囚われすぎの感は否めないが、我々一般の常識の立場からの最新テクノロジーの実情を迫ってくれている。というか、ややはったりめいた起業家も多いようという心証を抱いておられると感じる。2023/03/04

Vakira

46
人間は生物であるので生きるための必須の行動は、今を生かす食と命を繋げる生殖だ。これは生物としての自然な欲求。この本、この題名何?大好きなエロスとSF?なんて想像してしまいますが、実はこの自然欲求に対しての人間コントロールへの挑戦ノンフィクション。著者クリーマンさんが記者となって最新情報を聞きまくる。アンドロイドは突き詰めると性の処理役になってしまうのか?それともパートナーの代役となりうるのか?動物性タンパク質は他で代用できるのか?同性愛カップルに自分の遺伝子の子供は持てる?そもそも人工子宮は実現可能?2023/02/08

くさてる

24
副題の通りに、本来は生きた人間だけが持つ営みを人工的なもので代用するテクノロジーについて取材したジャーナリストによるノンフィクション。とりあえず、こういうセンシティブな問題に関しては、取材する側は中立あるいは偏見抜きの健全な好奇心を持ってほしいと思うのだけど、この著者ははそうでなく……。最初のセックスドールの章で、「ああ、このひとはこういうものを必要としている人間のことを根本的に不健全で歪んだものだと認識してるんだ」と思ってしまって、無理、となりました。他の章も同様な感想です。2023/03/07

香菜子(かなこ・Kanako)

23
セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服"できるか。ジェニー・クリーマン先生の著書。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間社会は大きく変わっていく。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間は人間でなくなってしまうのかも。セックスロボットと人造肉ができてテクノロジーが性、食、生、死を“征服"できたとしたら、人間の存在価値はなくなってしまうのかも。2022/10/08

ロア

22
「もし、一切の妥協がいらない理想のパートナーが手に入り、動物を殺さなくても肉が食べられ、妊娠しなくても子供を持て、苦しみのない死が得られるとしたら、人間はいったいどうなるのだろうか」テクノロジーの進歩を簡単に礼賛せず、敢えて強力に猛烈に疑ってかかり、決しておもねらない姿勢は好感度大!これこそ真のジャーナリズムってもんじゃないですか?!原書自体がもともと良いのか翻訳が良いのかその両方なのか、めちゃくちゃ読みやすくて面白かったです(*´ω`*)2023/03/08

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