出版社内容情報
神社は神道よりも先にあった。出雲、熊野、伊勢、諏訪――交通の要衝ではなかったり、都から離れていたりする場所になぜ巨大な信仰圏があるのか。古代の勢力圏と神話、および朱やメノウ、黒曜石、翡翠などの産地(火山地帯)との関係を研究してきた著者が現地に赴いて見て感じたこと。また、数多くの文献を渉猟して得た、自説を補強する卓見の数々を文中で紹介。目下の定説では日本にホモサピエンスが暮らし始めたのはおよそ4万年前とされているが、出雲の砂原遺跡の12万年前の地層から石器が見つかるなど、新しい地平も見え始めている。宝玉(鉱石)、温泉、噴火、断層、神話――様々な角度からロマンある古代史の世界に大胆に斬り込む一冊。読めば納得!
内容説明
神社のはじまりは神道のはじまりよりも古い―考古学、地質学、地勢、気候、火山活動、宝玉、神話、史料。データを積み上げ、謎を解き明かす!
目次
序章
第1章 出雲―パワーストーンの大地
第2章 石器と玉作りの道―出雲から北陸、関東、東北へ
第3章 火山列島の信仰―熊野から伊豆へ
第4章 神々がつくった道―諏訪から伊勢、奈良へ
第5章 海の底に眠る出雲
著者等紹介
蒲池明弘[カマチアキヒロ]
1962年、福岡市生まれ、幼少期から高校時代まで長崎市で暮らす。早稲田大学卒業後、読売新聞社に入社し、東京本社経済部、さいたま支局などに在籍。中途退社後、神話や伝説が歴史と交差する可能性をテーマに、取材と執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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