聖地の条件―神社のはじまりと日本列島10万年史

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聖地の条件―神社のはじまりと日本列島10万年史

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  • サイズ 46判/ページ数 246p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575316421
  • NDC分類 175.9
  • Cコード C0076

出版社内容情報

神社は神道よりも先にあった。出雲、熊野、伊勢、諏訪――交通の要衝ではなかったり、都から離れていたりする場所になぜ巨大な信仰圏があるのか。古代の勢力圏と神話、および朱やメノウ、黒曜石、翡翠などの産地(火山地帯)との関係を研究してきた著者が現地に赴いて見て感じたこと。また、数多くの文献を渉猟して得た、自説を補強する卓見の数々を文中で紹介。目下の定説では日本にホモサピエンスが暮らし始めたのはおよそ4万年前とされているが、出雲の砂原遺跡の12万年前の地層から石器が見つかるなど、新しい地平も見え始めている。宝玉(鉱石)、温泉、噴火、断層、神話――様々な角度からロマンある古代史の世界に大胆に斬り込む一冊。読めば納得!

内容説明

神社のはじまりは神道のはじまりよりも古い―考古学、地質学、地勢、気候、火山活動、宝玉、神話、史料。データを積み上げ、謎を解き明かす!

目次

序章
第1章 出雲―パワーストーンの大地
第2章 石器と玉作りの道―出雲から北陸、関東、東北へ
第3章 火山列島の信仰―熊野から伊豆へ
第4章 神々がつくった道―諏訪から伊勢、奈良へ
第5章 海の底に眠る出雲

著者等紹介

蒲池明弘[カマチアキヒロ]
1962年、福岡市生まれ、幼少期から高校時代まで長崎市で暮らす。早稲田大学卒業後、読売新聞社に入社し、東京本社経済部、さいたま支局などに在籍。中途退社後、神話や伝説が歴史と交差する可能性をテーマに、取材と執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

55
本書を読み進めていく途中で、著者に『火山で読み解く古事記の謎』という本があることに気がついた。発想が通底する部分があるが、今回はよりスケールを大きく取り、古事記以前の聖地=神社の始原を話題にしている。出雲、熊野、諏訪、伊勢と挙げられる中、私的には「諏訪」に最も引かれる。といっても本書の眼目は、それぞれの聖地が単独に存在しているのではなく、地史学的な規模で展開された列島の成因や火山活動、その結果生じた貴重な岩石や温泉といったものに焦点が当てられ、何故あの神社がここに、という著者の仮説が、学際的な探求により→2021/08/23

kk

19
出雲大社や熊野などを中心に、神社信仰の起源を立地の地学的な条件から探っていこうという野心的な試み。キーワードは、火山、断層、温泉、黒曜石、縄文海進など。宗教民族学とブラタモリをくっつき合わせて掻き回したような一冊。極めてユニークな視点と丁寧な語り口がナイスです。欲を申せば、写真よりも地図を充実してもらえたら、もっと嬉しいかもです。2022/06/03

かつおさん

13
古代史と神話のクロス話はいつも興味深い。神社の始まりと信仰の広がりを日本列島を大陸から引き剥がした火山の大噴火がもたらした鉱物資源、断層に沿った”道”、そしてその”道”を使った鉱物=玉と人=信仰の流通に紐付けた発想は面白い。又、出雲と出雲に関係した神々を祀る熊野、伊勢、諏訪、伊豆、埼玉、千葉との繋がりは当時の「出雲王国」の影響力の大きさや朝廷との関係性について想像をかきたてる。旧石器時代から縄文時代の黒曜石が以降の日本にもたらしたものなど、初めて聞く話や言われてみれば… という話も結構あり面白かった。2024/09/08

みみりん

10
漫画や現代語訳で読んだ古事記はそのままでは歴史書とは思えない内容だが、天変地異や種族の争いを神々に当てはめて創作したとするとどのように考えられるかという内容。出雲や諏訪が何故神聖な場所なのか。高千穂、熊野、出雲、伊勢と取り上げられた場所を訪れているので今度は諏訪に行ってみよう。2024/06/11

やぎママ

8
NHKブラタモリで今年8月21日放送された「諏訪〜なぜ人々は諏訪を目指すのか?〜」で諏訪大社、縄文採掘跡、糸魚川―静岡構造線と中央構造線などの話が面白かったので、本書の第一章「諏訪」で、そう!これこれ!と食いついてしまった~他にも出雲、熊野、伊勢などがなぜ聖地となったのか、神話、玉(鉱石)、温泉、噴火、断層などとの関りから古代史の世界を解き明かしてくれた著者の熱い想いに、こちらまで胸アツになりました。 2021/09/23

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