出版社内容情報
〈ある日の昼下がりのことだった。
朝まで原稿を書いていて、自宅のベッドで寝ていた僕は、ふいに鳴りだしたスマホの着信音に叩き起こされた。
仕事仲間はこちらの生活リズムを知っているから、あまりこんな時間には電話を鳴らさない。いったい誰だろう?
ディスプレイに映し出された名前を見た瞬間、僕の心臓は誰かに掴まれたようにギュッと縮んだ。
“これ、夢じゃないよな? いま、俺、たしかに起きているよな?”
震える手で通話ボタンをタップする。
「もしもし……」
「小島さん、ご無沙汰してます。25年ぶりぐらいですかね?」
電話口から聞こえてくるその声は、あのころとまったく変わっていなかった。懐かしさで胸がいっぱいになり、気がついたら、もう涙がポロポロあふれて、止まらなくなっていた――。(プロローグ~それは「幻の男」を探す旅からはじまった~より)〉
内容説明
大宝拓治・元リングアナ、畑山和寛・元レフェリー…レスラー、関係者が初激白!
目次
序章 それは「幻の男」を探す旅からはじまった
第1章 W☆ING誕生と3人の男
第2章 世界格闘技連合W☆ING
第3章 バルコニーからの新星
第4章 炎と五寸釘の小惑星
第5章 窮地を救う彗星
第6章 六等星の流れ星
終章 30年目の10カウントゴングに代えて
著者等紹介
小島和宏[コジマカズヒロ]
1968年、茨城県出身。1989年、大学在学中に『週刊プロレス』(ベースボール・マガジン社)の記者としてデビュー。大仁田厚のFMW、ザ・グレート・サスケのみちのくプロセス、そして対抗戦全盛期の全日本女子プロレスなどを担当し、活字プロレス黄金時代を駆け抜ける。特にW☆INGは旗揚げ前から同僚の鈴木健記者と共に担当し、多くの巡業に同行して取材。団体の隆盛から崩壊までを誌面でリポートし続けた。フリー転向後、活躍のフィールドを広げ、お笑い、特撮、サブカルチャーなど幅広く取材・執筆を重ねる。現在、ももいろクローバーZの公式記者としても活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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