出版社内容情報
1968年メキシコ五輪以降、長らく低迷が続いていたが、2016年のリオ五輪では団体4位となった体操女子日本代表。東京五輪ではメダルが狙えるまでになった日本代表チームが、ここまでの復活を遂げたのはなぜか? 指導者として、代表監督として、多くの五輪選手を育ててきた著者が、その理由を綴る。
内容説明
2000シドニー五輪、2004アテネ五輪の団体不出場から、2008北京五輪5位、2012ロンドン五輪8位、2016リオデジャネイロ五輪4位の躍進へ―体操女子日本代表復活までの熱情。低迷が続いた体操女子がなぜ飛躍できたのか。そして、これから世界の頂点に立つために必要なこととは―。体操指導の第一人者が贈る「愛する体操へのメッセージ」。
目次
序章 体操に恋したころ
第1章 コマネチの衝撃から始まった
第2章 女子「18歳」の難しさ
第3章 リオの悔しさからすぐ
第4章 東京2020強化プラン
第5章 指導者受難の時代
第6章 トップ指導の専門性
第7章 世界で戦う指導者の条件
終章 未来につなぐ夢
著者等紹介
塚原千惠子[ツカハラチエコ]
1947年長崎県生まれ。旧姓は小田。長崎県立長崎西高校で体操競技を始め、日本体育大学に進学。大学3年で1968年メキシコ五輪に出場し、団体4位入賞、個人19位。1969年、NHK杯体操競技大会、全日本学生体操競技選手権大会、全日本体操競技選手権大会の3大会で個人総合優勝を果たす。1972年、ミュンヘン五輪補欠代表を辞退し、選手を引退。指導者となり、日本体育大学体操競技部のコーチとして全日本女子団体連覇に貢献。1976年、朝日生命体操クラブに移籍。女子監督として24名の五輪選手を育てる。1976年、モントリオール五輪、1984年ロサンゼルス五輪、1988年ソウル五輪で体操日本代表女子コーチを、2008年北京五輪、2012年ロンドン五輪、2016年リオ五輪では体操日本代表女子監督を務める(リオ五輪は不参加)。2013年に生涯スポーツ功労者として文部科学大臣賞を授与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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